日付別記事一覧 2009年6月26日

使いたくない言葉

平成21年6月26日(金)
違和感を持ったり使いたくない言葉はそれぞれの人にあると思う。自分の場合、職業柄よく聞く言葉では「看護師」という言葉と「患者様」という呼び方に違和感を覚える。明治時代(もっと前かも)以降百年以上定着していた「看護婦さん」を今の言葉に変える必要があるのだろうか。「患者様」は今までどおり「様」と言わず「さん」と言えばいいのだが、「看護師」は言葉自体を変えてしまったのでどうしようもない。
自分が病院を受診したとして、医師や看護師、受付の人から「○○様」と呼ばれたらぞっとする。銀行や高級サロンではあるまいし、やはり「○○さん」がいちばんしっくりする。また「看護婦さん」という呼び方には、病んだ心身を癒してもらえるような安心感があるが、「看護師さん」ではよそよそしさを感じるのである。こんな呼び方にわざわざ変えた人たちの見識を疑う。