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階前の梧葉すでに秋聲

平成17年8月30日(火)
8月も残すところあと一日である。照りつける日差しもやわらかくなりいつのまにか秋の気配を感じさせるようで、人の一生にたとえると三十台の終わりから四十台の初めといったところか。以前にも書いたが昔から、盛りの時は短くすぐに過ぎてゆきそのことに気付くのは老いてからだと言われている。まさに「階前の梧葉すでに秋聲」である。たいていの場合、時間が大切だと気付いた時はもうあまりその人の持ち時間がなくなっているという。おそらく有史以来ヒトは一生を通じて同じようなことを感じて生きていったのだろう。