平成17年1月22日(土)
最近は暇があると尺八のCDをかけるようにしているが、いい演奏を聴いているとじつに心がなごむ。学生時代に男声合唱にはまったとき以来の新しい体験である。どの分野の音楽でもそうだろうが、いいものは実にいい。何回聞いてもあきない。なにしろ30年前に録音された合唱曲をいまだに時々聞いては、しみじみ いいなあと思っているのだから。
衣食足りて礼節を知ると言うが、音楽は余裕のあるときも苦しいときも同様に人を豊かにするゆえにすばらしい。どちらかというと、苦しい時やつらい体験をしている人々の中からいい音楽が生まれる傾向があるように思う。そして苦しいときの方が音楽も心にしみ込むような気がする。
ここのところ暖かいと思っていたら、大寒を過ぎたあたりから文字通り寒くなった。やはり暦は正しいと改めて思った。