平成16年12月24日(金)
時代の流れというのは、それがどんなに間違っていても誰にも止められないものである。日本は大平内閣の頃から赤字国債を出し始めたが、その額は次第に増えていき今では700兆円もの借金になってしまった。これは大変なことである。赤字国債を出すまでは戦争でほぼ壊滅状態だった日本が、一心不乱に頑張って借金なしの黒字国家になって安心したのか、初めは少しだけだったのが次第に増えて今では返すことが不可能になってしまっている。
ダイエーはなんとかなるかもしれないが、国ではどうしようもないだろう。いくら先送りにしても必ずどこかで清算しなければならない時がくる。低金利のままなのもその所為だろう。いまの極端な低金利は、国民全員で借金の利子を増やさないようにしていることで、国民が本来受け取るべきお金を国の借金のために犠牲にしていることだ。これらのことは皆本能的に感じているから、色々問題があっても少しは良くしてくれそうな小泉政権を支持するし低金利も我慢しているのだろう。
先の真珠湾攻撃で始まった戦争も、もしアメリカ相手に開戦すれば日本は破滅することがわかっていたにもかかわらず、だれも止めることができなかったのである。時代の流れとはそういうものであろう。結局私達のすべきことは、何が起ころうと自分にできることを毎日着実にやることだけではないだろうか。