日付別記事一覧 2004年6月21日

初めての妊娠は心配が多い

平成16年6月21日(月)
台風は四国から北陸へ抜けていったようだ。広島はほとんど雨も降らず風も無し。台風の影響はあまり実感できず。台風や地震などの災害の時にはいつも、瀬戸内地方はなんと気候に恵まれた所だろうと思う。昨日はフェーン現象で暑い中、テニスをしていたので顔と腕が赤く焼け、ヒリヒリしている。
Gさんは6年前に高齢初産で第一子を授かった。初めての妊娠で色々な不安もあり、よく時間外に電話をしてこられた。その都度、話を聞いてアドバイスしていたが結局無事に生まれた。3年前に二人目を妊娠した時は、かなり落ち着いておられた。今回3人目の妊娠がわかったが、全くリラックスしている。初めの時の心配がうそのようである。考えてみれば、初めの時に心配するのはあたりまえのことで、お産は昔から命と引き換えと言われるぐらい危険なことだったのだ。今でこそ妊産婦死亡率は低くなったが(各県で年に一人位)近代まではお産で死ぬ人は本当に多かったのである。源氏物語をはじめ昔の書物には、お産の時にうまくいかなかったり産後回復が悪かったりして母体が死ぬ話が実に多い。現代の日本では医療が進んでおり帝王切開も安全にできるので良いのだが、発展途上国ではまだまだ危険なことが多いようである。初めての妊娠で心配するのは本能的にあたりまえのことなのだろう。