平成16年6月14日(月)
当院では、子宮がん検査をはじめほとんどの検査の結果を電話で答えるようにしている。本当は来院してもらって直接説明する方が間違いがなくてよいのだろう が、そのためにわざわざ来院してもらうのも気の毒なので電話で答えることにしている。問題なのは異常があったときで、その時は「来院してからお話します」 と言うことにしている。でもこう言われた患者さんの気持ちは本当にイヤだと思う。私も以前に内容は異なるが似たようなことがあり、その時の気持ちを思うと 察するにあまりある。私の場合は結局問題なかったのであるが、それでもかなり大変だった。
悪い結果を伝えて今後どのようにしたらいいのかを話すのにも実は二通りあり、一つは予後がよさそうな場合ときびしい場合である。これはだいたい予測がつく。前者はまだ良いのだが後者はどういう風に話そうかと思うのである。