平成16年6月2日(水)
最近コンジローマが多い。コンジローマとはイボのことで、おもに外陰部にできるウイルス感染症である。セックスで感染するため性感染症の一つといわれてい る。コンジローマができたときには、他の性病も同時にあることがよく見られるので気をつけなければならない。性病に感染するということはそれだけ性的に活発ということで、生物学的には正しいのだろうが他人にも感染させるし本人も困る。
コンジローマの治療は焼くか凍らせるかが一般的だが、欧米ではポドフィリンという植物からの抽出液を塗ることで治す。これはほとんど痛みもなくきれいに治るのでおすすめである。ちなみにこの薬は、欧米では薬局で自由に買えるようであるが、我が国では厚生省が禁止しているので買えないし売っていない。この薬はきついから危険なのだそうだ。それを言うなら一般に売られている消毒薬だって危険である。厚生省だって何かあった時に責められるのがイヤなので、簡単には薬剤の許可をしないのだろう。我々ももっと自己責任を重んじて(そういえばイラクの人質では随分自己責任論が盛んだったが)なんでもお上まかせはやめに して、もっと権利、義務、責任を明確にして主張すべきは主張していきたいものである。