平成20年3月29日(土)
当院にはモーニングアフターピルを求めて来る人が結構いる。避妊に失敗したと思った場合に飲むと、90%台(成書によれば97~98%)で妊娠が防げるとの情報を知っているのだろう。実際のところ、一度に中用量のピルを2錠飲み、12時間後に同じく2錠飲むのだが、人によっては吐き気などの副作用がある。低用量のピルでも同様の効果が得られるが、この場合は種類により3~4錠飲むことになる。
どうせなら低用量ピルを毎日1錠飲むほうが避妊は確実にできて副作用もほとんどなく、生理痛や貧血も改善していいのにと思う。妊娠した場合に中絶して傷つくのは女性である。だから、自分の体は自分で守ってもらうためにも低用量ピルを飲むように一生懸命薦めている。
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緊急避妊ピル
花見の季節
平成20年3月22日(土)
すっかり暖かくなった。開花宣言が出るかと思っていたら、広島は3月28日とのこと。来週末の土日は絶好の花見日和になりそうである。
最近では花見の季節は、毎年住まいのすぐ近くの比治山に弁当とビールを持って出かけることが多い。なにしろ比治山には登るための動く歩道と長いエスカレーターがあるので、上り下りがまったく負担にならないからである。例年なら弁当やつまみはコンビニで調達するところだが、今年は「むさし」か「広島一番」あたりで弁当を調達してみようかな。
一日二食
平成20年3月15日(土)
朝はいつもコーヒー一杯飲むだけで、何も食べないようにしている。朝食べてしまうと腹が減らず、おいしい昼食が食べられないからである。せっかくクリニックの近くにおいしい店が一杯あるのに、利用しない手はないのだ。
さらに、夜に飲みや会食があるときは、予定の料理に合わせて昼食の内容を考える。夜の料理が重そうなら昼は蕎麦かうどんにする。夜が和食や鮨なら昼はもう少し重いものとか。要するに食いしん坊なのである。そして、この一日二食の生活は体重が増える食生活だというがなんのその。このやり方が気に入って10年以上続けているので、今さら変えるつもりはない。
Bakerの仮説
平成20年3月10日(月)
昨日は、広島医師会館で県の産婦人科医会総会がおこなわれた。
講演は医会本部理事による無過失保証制度についての話と広島大学産婦人科の工藤教授による胎児と成人病にまつわる興味深い話であった。
この30年の間に先進国の中でわが国が最もSFDとよばれる小さな赤ちゃんを産む比率が高くなり、満期で生まれる赤ちゃんの体重が平均300g小さくなった。やせた女性が妊娠して、その後体重があまり増えないとSFD児が生まれる比率が増すという。今のわが国ではダイエットがブームとなっていて、欧米の女性から見たらむしろやせているのに、ダイエットをしている女性が多い。これがわが国にSFD児が増えた原因ではないだろうか。問題なのは、SFD児が後に糖尿病などの成人病を発症する比率が高いというBakerの仮説があり、この仮説が正しければ将来わが国は成人病が最も多い国になるかもしれないこと。
やはり、行き過ぎたダイエットは自分だけでなく、子供の将来にまで悪い影響を与えるのではということである。
ダイエット
平成20年3月5日(水)
まだまだ寒い日もあるが、一日ごとに暖かくなっていく。日も長くなった。春はもうそこまで来ている。
今月は色々なイベントがある。運動不足にならないように、できるだけ体を動かさないとダメである。節制しているわけではないが、最近は晩酌の後で早く寝るようにしたら、体重が少し減ってきた。スポーツクラブで週一回、体重を量るのが楽しみになっている。このペースが続けば、無理せずダイエットができるかもしれない。
6年ほど前、一念発起して快調にダイエットができていたとき久しぶりに会った医師の友人の「CT撮った方がいいぞ」の一言でダイエットをやめたことがある。その後は着実に体重が増えて、去年の秋には前人未到の値になってさすがに心配になっていた。今回は無理せず、旨いものはしっかり食べての自然体重減少を目指しているが、果たしてうまくいくだろうか。
朝からハイテンション
平成20年3月1日(土)
朝、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいろいろ言うと、「朝から父ちゃんはテンション高いね」と皆から顰蹙を買う。自分では普通に話しているつもりだがついテンションが上がるようだ。睡眠不足の時とか疲れているときはおとなしくしているようなので、朝から元気印なのだろう。
毎日、色々なニュースがあるが昔から内容にたいした違いはなく、いつも似たようなことが起きているので、今さら驚くこともないのだろうが、つい何か言ってしまうのがこわい。何千年も前に「いまどきの若い者は…」という記載があるそうなので、こういうことは人間の性なのだろう。果たして人間は進歩しているのか変わっていないのか、おそらく後者だろう。だから朝っぱらからテンションをあげるのもどうかと思うのではあるが…。
今も昔も
平成20年2月27日(水)
かつては「お国のため」に、個人の権利よりも国益が重視され、成人男子には徴兵制があり兵役は義務であった。国益の前には個人の権利は矮小化され正しい意見も通らないことが往々にしてあったという。戦争になってからは、マスコミは戦意高揚記事を書き続け、「平和」を唱える人は「非国民」として袋叩きにあった。袋叩きにする急先鋒はマスコミであった。
戦後は一変して、国益よりも個人の権利を尊重する風潮ができて、徴兵制もなくなった。そして「平和」を唱えなければこれまた非難されることになった。これも戦前と同じでマスコミ主導である。言っている事はちょうど裏返しで、構造は同じである。いずれにしても本当のことを言うと袋叩きに合うのである。
徴兵制がいいとは言わないが、日本がここまで骨抜きになったのは戦勝国であるアメリカによって二度と日本が逆らわないように教育された結果である。アラブなどはいくらやられても最後まで抵抗しているが、わが国はアメリカを旦那様ではなく友人だと錯覚している節がありいまだに忠犬ハチ公をして世界中から(米国からも)バカにされている。自国民を守る気概のない国は、国としての体をなしてないと思う。今の状態がおかしいと考えないのは、アメリカ主導の戦後教育の結果とマック制のもとに温存され優秀な宣撫班となったマスコミの所為なのだろうか。
お取り寄せ
平成20年2月20日(水)
雑誌や本に紹介されている「お取り寄せ情報」を見て、旨そうなものを時々取り寄せている。取り寄せてみて、◎もあれば?もあるが信頼できるかどうかは紹介者がだれなのかが大きい。もちろん人それぞれ好みが違うので一概には言えないが、いいものにあたった時はうれしいものだ。はじめは気に入っていても次第に好みが変わってきてそれほどでもないと思うようになることもある。
福井の老舗「天たつ」の越前うに(塩うに)は日本酒に実によくあって、何度も取り寄せていたが、このところ塩辛く感じるようになったのでストップしている。江戸時代から続く味なので、こちらの嗜好が変わったのだろうか。最近では京都錦小路「大国屋」のぶぶうなぎが旨いと思った。酒肴にもなるし、ほうじ茶で茶漬けにすれば、これが京都で「なにもおへんけどぶぶづけでもおあがりやすか?」と聞かれてうっかり「いいですね」などと言ったら後々まで「もののわからん人だ」といわれるというあの「ぶぶづけ伝説」のぶぶづけもかくやと思わせる味だった。またそのうち取り寄せてみよう。
健診は不要?
平成20年2月15日(金)
子宮がん検診で異常が認められたためいくつかの病院で複数回検査をしたところ、いずれも異常なしの結果が出たものの心配でたまらず当院を受診された人がおられる。
現在のがん検診システムをはじめ、健康診断システムがある限りこのようなことは起こり続けるだろう。第一に、がんの早期発見は本当にがん死亡数を減らせるのか。第二に健康診断によって本当に寿命は延びているのか。今の医療体制がすべて合理的・科学的であるのか。
医学を学び医師になって多くの経験を積むまでは、考えもしなかったことが見えてくるのはある意味つらいことである。やはり我々の仕事は眼の前の病んだ人を癒すために全力をあげることしかないのだと思う。
将来病気になるかもしれないからと、コレステロールだ、血圧だ、糖尿だ、メタボだと常に脅し続けて、現在どこにも不自由を感じていない人たちを受診させることが本当に正しいのか?正しいというデータがあるのか。以前にも紹介したように、医師が介入してもしなくても寿命は変わらないというデータはあるが…健康診断で少し異常値が出たと知らされて死ぬほど心配して受診される人を見るたびに、意味のないむしろ有害なことはせず、本当に役に立つことだけをするようにしないと医学を学んだ甲斐がないと思うのである。
おでん
平成20年2月9日(土)
おでんのおいしい季節になった。
今まで一番おいしいと思ったのは、神戸の病院に勤めていたときに、今は亡き院長に連れて行ってもらった三宮のビルの地下にあった店のおでんであった。一品ずつ小ぶり容器に入れて、うまいだしをかけて供されるおでんは、絶品であった。日本酒や焼酎も全国の銘柄がそろっていて、さすがグルメの院長御用達の店だと思ったことである。残念なことに阪神淡路大震災で店は無くなったようである。もし復活していれば、おでんを食べるためだけに神戸に行ってもいいぐらいである。あのうまさは思い出しただけでもノドが鳴る。
広島には「とくあん」という個性的なあるじの店があるが、ここのおでんはおいしい。
おでんをはじめ、わが国は安全でおいしい食の宝庫なので、わざわざ他の国に行ってみたいとは全然思わなくなった今日この頃である。



