カテゴリー 日誌

飲み過ぎ

平成20年6月2日(月)
このところ飲みすぎで胃が荒れているように感じていたが、ついにとどめを刺された。
先日、初めて行った居酒屋で注文したつまみのうちの4品が揚げ物だった。初めての店なので黒板に書いてある品書きを見て適当に注文したのだが、まさか揚げ物とは思わなかった品が2つ、しかもそれぞれの量が多くて1品注文を取り消すはめになってしまった。それほど飲んでないのに夜中に胃の不快感で目覚めてしまい、ガスターを飲んでやっと寝ついたが、翌日は一日中不快であった。
元来、胃は丈夫で何を食べても大丈夫、胃痛など経験したことがないくらいだったので大いに反省し、アルコールを控えたら今日はもう治っているようだ。丈夫な胃に生んでくれたことを親に感謝。

患者さんから聞いた怖い話

平成20年5月24日(土)
患者さんから聞いた恐い話を二つ。
(その1)胸のしこりが気になって近くの医院に行ったところ、「乳癌で、かなり進んでいるのですぐ手術が必要だ」と言われパニックになって故郷に帰り総合病院を受診したら、その日の検査で「悪いものではありませんが、しこりは取った方がいいと思います」とのことで、ようやく落ち着いた。その病院でしこりだけ切除して事なきを得た。でも乳癌だと告げられたときのストレスが大きくてしばらく生理が止まった。
(その2)当院で妊娠の診断して、本人が希望した某病院を紹介した。その後連絡がなかったのでどうなったかわからなかったが、数年後再び妊娠して当院を受診。前の妊娠は無事に生まれたことを確かめたが、紹介した病院とは違う病院で産んでいたので理由を聞くと、「お産近くになった時、医師から骨盤が小さいから帝王切開をする」と言われ、体格がいいのにと納得できず他の総合病院を受診して調べてもらったが、「骨盤は正常で、お産に問題はない」と言われそのままその病院で無事出産し、事なきを得た。その病院のそのような話は結構有名である。
以上2つとも恐い話であるが、現実なのである。身を守るための一番いい方法は、どの科でもいいから信頼できる医師を一人知っておくことである。いい医師はいいネットワークを持っているので、たとえ科が違っていても信頼できるところを教えてくれるに違いない。

小料理屋の閉店

平成20年5月19日(月)
昼、時々うな重を食べに行っていた小料理屋が、今月いっぱいで閉めるという。そごうの「伊勢定」がなくなってから、あのふんわりした軽めのうなぎの味が忘れられず、色々試して行くようになった店である。うなぎそのものはそれほどでもないが、たれが好みの味で結構気に入っていた。
閉店の理由は、店の主人が高齢になったためである。店を始めて50年というから、跡継ぎがいないので仕方がないとはいえ、惜しいことである。ひと口に50年というが長い間には様々なことがあったことだろう。その店を閉めるのは本当にさびしいと、おかみさんは言うがそのとおりだと思う。店を始めるのはたとえどんなに苦労があっても若いし希望があるからいいが、閉めるのは辛いことだろう。
自分の場合もいずれ高齢になってクリニックを閉院するときがきたら、万感胸に迫るものがあることだろう。おかみさんの話を聞いていてしみじみ思ったことである。

壊れた

平成20年5月12日(月)
先日、夜中にふと目を覚ますと携帯に着信のサインが出ている。昼間はマナーモードにして切り替えるのを忘れていたので気づかなかったが、7時過ぎに2回連絡があったようだ。どちらも同じ鮨屋からの留守電で、予約していたのに来ないので確認してきたのである。時々行く鮨屋だが、いくら思い出しても予約した覚えがなかったので、なにかの間違いだろうと思った。
でも、どうも釈然としないので念のため発信履歴を見たら、3日前の9時頃店に電話していたことがわかった。初めは履歴を見てもどうしても思い出せないが証拠があるのでよくよく考えてみたら、そういえばその日、飲んで気持ちよく酔って電話したかもしれないとうすうす気づいて愕然としたことである。それも発信履歴があってもなかなか思い出せないということに、そら恐ろしさ感じたのである。「とうとう壊れたか」翌日、店に電話して丁重に謝っておいたが、酔ったときは充分気をつけねばならぬと改めて思った次第である。

連休の当番医

平成20年5月4日(日)
本日は当番医として一日診療所を開けている。いつもの休日診療日にくらべて患者さんが多いようだ。すぐ近くの平和大通りではフラワーフェスティバルのパレードが行われている。三日間行われるちょうど中日(なかび)で天気も良く、大勢の観光客で賑わっている。
この時期はいつも広島周辺の交通は混雑するので、あまり出かけないようにしたほうがいい。とはいえ、我々開業医は連休以外でまとめて休めるのは、文字どおり盆と正月だけなので、混雑を承知で出かけることになる。昨年は金沢に行ったが今年はどこへも行かない(行けない)。無理をしても出かけたくなるようなイベント、場所、料理などがあればいいのだが、今年は2日間だけの連休なので家でのんびりすることにした。

愚痴です

平成20年4月28日(月)
世間は大型連休に突入のようであるが、当院は暦どおり。日曜・祝日のみ休みである。それはいいのだが今年はなんと5月4日(さすがの当院も連休中のはずであるが)が広島市の当番医となっているために、午前9時から午後6時まで医院を開けておかなければならない。確か一昨年もこの時期に当番が回ってきた。年に2回まわってくるので仕方がないとはいえ、釈然としない。
元来、産婦人科の当番医が必要なのかどうか。日曜日も平常開院している産婦人科医院は2施設あり、妊婦さんについてはお産関連の施設が24時間受け入れているのである。この10年間当番医を勤めてきたが、平均して一日10人来られるかどうかである。しかも緊急を要しない患者さんがほとんどで、やっていてつらいものがある。このことは我々の間でよく話題になることであるが、どうしようもないのが現状である。

食に関するエッセイ

平成20年4月21日(月)
食に関するエッセイでは、池波正太郎、壇一雄、立原正秋などの作品はいつ読んでも面白い。古くは獅子文六の著書もなかなか味わいがある。これらの人生の先達に共通するのは、食べることは人生そのものであると看破し、実践していることである。したがって大いにこだわり、大いに食している。
最近のものでは嵐山光三郎の江戸前鮨に関するエッセイや「頬っぺた落しう、うまい!」という著書も秀逸である。さらに評論家福田和也著「悪女の美食術」は、福田氏がいかに食と真剣に向き合ってきたか鬼気迫る趣があって、日頃テレビで見かける氏の風貌からは想像しがたいことである。ここまで徹底することはとても出来ないが、気持ちは共感できる。いずれにせよ一食たりともおろそかにしたくないと思っているのだが、難しいことである。

魅力的な音

平成20年4月14日(月)
尺八を吹いていていつも思うのは、「魅力的な音」を出すことがいかに難しいかということである。「魅力的な音」とは、なんと言っていいか難しいが、きれいに抜けていてほんの少し高めに響く音、とでもいうか、とにかく聞いて耳に快い音のことである。楽器も声もすべてそうであるが、魅力的な音を出すことがいかに難しいことか。
声がいいのはほぼ生まれつきで、歌がうまい人は初めから上手で天性のものである。楽器は修練によっては声を使う歌唱よりは上達すると思われるがやはり天性のものが大きく、才能のある人がたゆまぬ努力をしてやっと人に聞かせられるようになるのである。自分は才能がないが、少しでもうまくなりたいと思っているのだが…

花見日和

平成20年4月7日(月)
この日曜日は天気も良く、絶好の花見日和だった。午前中軽くテニスをして、昼は比治山に弁当とビール、冷酒を持って行きのんびりしていたら眠くなってしまった。こういう日もいいものである。
今日は一転して朝から雨が降っていて、入学式は大変だろうと思ったことである。卒業式や入学式、入社式など大きな節目が春にあるのは、風情があってじつにいいものだ。わが国は四季がはっきりしているから、俳句をはじめ情緒豊かな詩歌が生まれたのだと思う。一番好きな季節は新緑の候、五月であるが浅い春もいい。豊かな美しい日本に生まれたことを感謝している。

メタボブーム

平成20年4月1日(火)
日曜日は寒い上に一日中雨で、花見どころではなかった。毎年3月になると暖かい日が続いて、このまま春になるのかなと思っていると、月末に寒い日があってから本格的な春になる。今年も同じパターンのようだ。
世はメタボブームで、メタボ検診を無料にした自治体もあるようだ。笑止千万である。コレステロール検診が無意味なことがわかったので、今度はメタボだと。どこまでむだな事をすれば気がすむのだろう。一般人が趣味でダイエットをするのはいっこうに構わないが、医療機関がメタボ検診をあおるべきではないだろう。ついこの間までは高コレステロール血症で恐怖をあおり、検査と高い薬を負担させられたのは、我々が守るべき患者さんではなかったのか。これらのお金を救急医療と介護に回せばどれだけ充実したものになるだろうか。