カテゴリー 日々是好日

トリノ冬季オリンピック始まる

平成18年2月13日(月)
連休明けの月曜日である。しばらく寒い日が続いていたがこのところおだやかになって、今日は一日中暖かかった。
トリノの冬季オリンピックが始まった。今大会では日本はメダルが取れるのだろうか。頼みのジャンプもケチがついたし、頑張ってほしいものだ。当院はいつものペースで変わりなく診療を行っている。いつもと同じが一番良いのである。

飽きのこない机

平成18年2月8日(水)
いいものは何でも飽きが来ないというが、診察室で使っている机は気に入っている。開業の時に家具屋さんに特注で造ってもらったものだが、使い込むほどますますよくなっている。引き出しの動きなども一寸の狂いもなくぴったりで木目も美しい。日毎に愛着がわく作品である。それに比べて一昨年買ったリトグラフ は、初めは気に入っていたが長く見ているといまいちで、絵を選ぶ力のなさを感じる次第である。なにしろその作者の作品展で数ある中から選んだものだから言い訳が効かない。どんなものでも長く使ったり鑑賞したりしても飽きの来ないものが本当にいいものなのだろう。

地道にコツコツ

平成18年2月1日(水)
ここしばらく暖かい日が続くと思っていたらもう今日から2月である。いつも月初めは新たな気持ちで臨むようにしているが、今月はどういう月になるだろう か。我々の仕事は毎日同じように地道にコツコツやっていくしかないので、新たに特別にやることはないが、患者さんに満足してもらうべく一層丁寧にやるだけである。腰痛もほとんどなくなったのはありがたい。

食べ過ぎ(飲み過ぎ?)

平成18年1月24日(火)
昨日は朝から胃の具合が悪いうえに寒気もあり、一日中何も食べずに過ごした。さすがに夕方になるとフラフラしてきて、診察するのがつらかった。前々日に久しぶりに深酒をして二日酔いなのに前日にも会があってワインとビールをしっかり飲んでそれだけならよかったのだろうが、帰宅してから鳥鍋うどんと赤飯に ビールを飲んでしまった。さあ翌日は朝から胃部不快感と下痢で一日中しんどかった。だから夜は湯豆腐すこしだけ食べてすぐに就寝。よくしたもので今日はほ とんどもとにもどってくれたのはありがたいことであった。

悲しみ

平成18年1月13日(金)
しばらく書いていなかったので今日からまた日誌を綴って行きたいと思う。
郷里の母が亡くなった。脳梗塞で衰弱していたが、とうとう力尽きたのである。細かく始末しながら私たち兄弟に教育をつけてくれた母親があの世に逝ってし まった。順送りとはいえつらいものだ。最愛の伴侶を失った父の悲しみははかりしれない。これからもできるだけ様子を見に帰るつもりでいるが心配である。今回の葬儀では近所親戚にはほんとうにお世話になった。なにもわからない私たちに、なにくれとなく面倒をみてくれてこれ以上ありがたいことはなかった。おかげで無事母を葬送することができた。心から感謝しているが、父の悲しみを思うと心が痛む。

謹賀新年(平成18年)

平成18年1月4日(水)
謹賀新年。平成18年は今日から診療開始である。今年は例年になくのんびりした一日であった。緊急避妊ピルを求めて来院する人も休み明けには必ず何人かいて、これはいつもと同じ。終了は6時30分、夕方になると立て込むのも例年と同じである。
一年の計は元旦にあり、なので元旦には近くの神社に初詣に行き、賽銭を供え今年の目標を祈ろうと手を合わせた。今年の目標はなんだろうと考えてみたがこれ といって心に浮かんでくることがなく、仕方がないので昨年と同じ目標にしておいた。破魔矢を買おうと思い社務所に寄ってみると、後ろに並んでいる招運の熊手の方がご利益がありそうなので、中ぐらいのを買ってしまった。さらにおみくじ(小吉)をひいて甘酒を飲んで帰宅した。さて今年の運勢はどうだろうか。

今年もあと4日

平成17年12月27日(火)
早いもので今年もあと4日になった。当院の診療は明日(28日)までで、29日から3日まで正月休みである。
今年の当初に掲げた目標は、情報公開を一層進めることと患者さんのニーズに合わせたきめ細かな診療をすることであった。年頭の目標などすぐに忘れてしまう ものだが、診療日誌に書いているので見返してみてそうだったかと振り返ったところである。まあどちらもなんとか達成できたのではなかろうか。
世の中は建設業界の不正などさまざまなことが明るみに出たが、どの分野であれ自分で納得できることをまじめにやっていくことがすべてだろうと思う。それぞれが自分のおかれた立場で精一杯誠実にやる以外にいい方法はないし、各人がそうすれば日本という国は決して衰退することはないだろう。日本には品格を大切にする伝統と文化がある。さらに勤勉なDNAもあると思う。これらがある限りまだまだ大丈夫だと思うし、大丈夫だと思いたい。
ともあれ今年一年お付き合いありがとうございました。

忙しい一日

平成17年12月24日(土)
今日はクリスマスイブで三連休の中日(なかび)であるが、当院はいつもと同じ診療日。流産手術や処置もあり朝から忙しい一日だった。
このところ全国的に大雪で、気象庁は今年の冬は暖冬になるという予報を厳冬に変えたのはおかしかった。桂枝雀の落語に「雨乞い源兵衛」という話があるが、マクラに「天気は何億年も前から存在している一方、わずかの歴史しかない人間が不遜にも予測できるはずがない」という真に笑える話があったがなるほど天才はうまいことを言うものだと感心した。今年もあとわずかである。何事もなく過ぎて欲しいと思う毎日である。

腰痛にはコルセット

平成17年12月6日(火)
前回の日誌で、あまり寒くないと書いたとたんに急に寒くなり北部では雪も降っている模様である。順当なところだ。
腰痛のほうはさすがに一週間もたつと次第によくなってきているが、ここで油断するとまたぶり返すかもしれないのでもうしばらくはコルセットを装着するつも りだ。10年以上前に注文してつくったコルセットだが腰痛の際は実に役に立つ。痛みのない時にはコルセットなど必要ないようになって欲しいという想いから、わざと捨ててしまおうかと思うこともあるが、いざ腰痛がおこって座るのもしんどくなるとありがたい存在で「捨てなくてよかった」と思う次第である。
人間なんて結構いい加減なもので他人の痛みは100年でも我慢できるというが、自分の痛みでも喉もと過ぎればなんとやらで、あれほど痛かった腰痛も治ればケロッと忘れてしまうのである。

凍結した道路

平成17年12月2日(金)
早いものでもう師走である。今年はまだあまり寒くないが、例年だとコートが必要になる頃だ。ちなみに昨年の日誌を見ると、寒くなったのは12月の後半以降なので本当はいつもこんなものかもしれない。同じ広島県でも北部と南部ではかなり気温の差があり、やはり旧市内は温暖である。
研修医の頃、姫路市内の病院にいたことがあるが、市の北端に位置するその病院は実に寒いところで、市内南部より気温が数度は低く同じ市内とは思われなかっ た。また、神戸市北区の病院に勤務していた頃は、なにしろ六甲山の北側ゆえ道路が凍結して車の運転はもとより歩くのさえ危ないことがあった。その時にはじめて凍結した道路を歩くための長靴があることを知ったのである。