カテゴリー 日々是好日

猛暑

平成18年8月8日(火)
猛暑である。特に街中は暑い。クーラーの稼動と車の数、コンクリートなどで外気温は郊外に比べて数度は高いと思われる。今日などは一雨来れば随分涼しくなるだろう。そう思っていたら夕方雨が降ってきた。
このところ何か足りないと思っていたら、尺八を吹いていないことに気付いた。いまはそれどころではないが、そのうち落ち着いてきたらまた吹いてみたいものである。

猛暑に続いて

平成18年8月1日(火)
やっと梅雨が明けたと思ったら焦熱地獄の如く暑い日が続く。今年の天候はどうなっているのだろうか。国内の政治経済も不透明だし、世界情勢に至っては特にわが国周辺についてはどうなるか実に不安定な状況である。
当院も看護師さんの退職などで実に困っている。ずっと勤めてくれていた人が退職したとたんに別の人が事故で入院した。いったいどうしたらいいのか。まさに一寸先は闇である。気を取り直して頑張っていくしかないが、何が起きるかわからないのが人の世であるとしみじみ思う。

風水害

平成18年7月24日(月)
このところ雑用が多く日誌をさぼっていたが、ちょっと落ち着いてきたのでぼちぼち書いていくことにする。
梅雨がなかなか明けず各地で大雨が降っている。土砂崩れなどで何人もの人が犠牲になって気の毒なことである。昔から地震かみなり火事おやじ、といってどう しようもなく恐いことの上位は自然災害であった。「おやじ」の方はちっとも恐くなくなった昨今であるが、風水害は思いがけないときに起きるので実に恐いも のである。水がないと作物は育たないがありすぎても困る。日本は台風の被害も毎年多いが、地理的に大陸の端に位置していることと、きびしい日本海のおかげ で外敵から守られてきたことも事実で、いいこともあれば悪いこともあるということである。

英国発のテニスとサッカー

平成18年7月10日(月)
ウインブルドンのテニスが終わった。自分としてはW杯よりもテニスの方が見ていて面白かった。なにより華麗な技がわかりやすくショーとしても楽しい。男子 は大方の予想通りフェデラー、女子はモーレスモが優勝した。男子優勝戦は世界ランキング1位のフェデラー対2位のナダルのすばらしい戦いであった。トップ レベルの選手の技術、運動能力はまさに芸術である。
サッカーは戦いを前面に出して全身で戦う格闘技ともいえるゲームだがテニスは華麗な技術を楽しむスポーツである。一方が荒々しい男の闘争なら他方は上品な 紳士淑女のスポーツである。異説はあるがサッカーもテニスも英国が起源らしいが、異なった二種類を同時に生み出したのは興味深いことである。

北朝鮮のミサイル

平成18年7月5日(水)
朝から北朝鮮によるミサイル発射のニュースが飛びかっている。はじめは4発と言っていたのが最終的には7発発射したそうである。
近隣にぶっそうな国があるのはかなわないが、人間は太古よりいつも争ってきた。今も世界中のどこかで争いがおこっている。きっと人間を含め生き物は自分の テリトリーを守ったり広げたりする本能があり、そのために争わなければならない宿命があるのだろう。わが国は昔から他国と隔絶しており他国との争いは少な かったので、国内でどうしたらうまくやっていけるかが最も大切なことであった。そしてそれをうまくやってきた歴史がある。でもこのやり方は日本という独特 の社会があってはじめて成立したことで、国同士では絶対に無理だろう。いざとなれば我々も戦わなければならないだろうが、争いは大きな犠牲を生むだけであ る。どうすればよいのかわからないというのが正直なところだ。

激しい雨

平成18年7月1日(土)
なんと!もう7月(文月)である。朝から激しい雨で道路に水溜りができて川のようになり、横断歩道を足をぬらしながら渡っている人もいた。まことに迷惑な雨である。
尺八を吹いていると呼吸法がいかに大切かを感じるが、ジャズと尺八の名演奏家である中村明一氏が「密息」という呼吸法について紹介していた。西洋人と異な り日本人の昔からの呼吸法で、実に理にかなっている。機会があればここでも紹介してみたいが、しばらくはこの呼吸法を実践してみようと思う。

今年もとうかさん

平成18年6月3日(土)
今年も「とうかさん」のゆかた祭りで、午後からは道行くゆかた姿の若い女性たちが増えてきた。天気もいいし今日あたりは最高の人出になるに違いない。ゆかた姿というものはなかなかいい。日本人にはいちばん合った装いではないだろうか。でもせっかくゆかた姿がきまっていて風情があるのに、女性同士大声でわめ くように話しながら歩いているグループもいていっぺんに興ざめする。やはり装いとマッチした雰囲気がいいのにと思う。
明日は当番医なので一日クリニックを開けておかねばならない。結局休みは来週の日曜日までお預けであるが、これはこれでけっこうきついことである。本当は休みたいのだが回り持ちなのでそうもいかないのである。

梅雨の晴れ間

平成18年5月22日(月)
昨日は晴れて気持ちの良い一日だったが、今日はまたしても曇天である。それでも午後からは青空が顔を出して五月だというのに「梅雨の晴れ間」のようだった。
このところ食べ過ぎなのですこし控えようと思っているがなかなか難しい。腰痛もいっこうに良くならず、このままではテニスどころか歩けなくなってしまうか もしれない。整形の先生の話によれば、この腰痛は腹筋を鍛えることによって改善するとのことで一筋の光明を見出した気持ちである。腰痛があるときは安静に して、おさまってきたら腹筋を鍛えるといいそうである。そうは思っていても調子がよければつい忘れるのが人間の性(さが)であり、意志の弱さをその所為に しているのも毎度のことではずかしいが今度ばかりは腰痛が治まってきたら腹筋を鍛えるつもりである。

松井選手の骨折

平成18年5月13日(土)
ヤンキースの松井選手が手首を骨折したそうである。あれだけ頑丈で怪我を避けるセンスのある選手でもこんなことになるのだ。せっかくの連続試合出場記録も途絶えてしまった。世の中何が起こるかわからない。
昔から言われているように「世は無常」である。平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」はどんなに安定しているように見えても、一寸先は闇で あることを知りつくした先人たちの心からの叫びであろう。そしてこのような考えが日本人の根底にあるから般若心経の「色即是空、空即是色」の思想が我々日 本人の血肉と化しているのではないか。そしていくら「世は無常」であっても、無常であるからこそ日々を大切にしなければならないのである。

稲作の危機

平成18年5月10日(水)
朝から雨が続き、さすがに患者さんの出足がよくなかった。その分、診察の合間に書類書きや紹介状作成その他雑用仕事がはかどるのは喜ぶべきか悲しむべきか。
先日の連休に鳴門まで車で行ったがもう田植えの準備をしているところがあった。私の田舎では梅雨の頃に田植えをするのが普通なので、ずいぶん早いと思ったものだが今から植える種類もあるのだろう。この頃は田舎ではもう稲を植える人がいなくなり、田を持っている人はその処置に困っているという。放置すれば雑草が生えて他の田の持ち主に迷惑がかかるし、そうだからといっても稲作をするには年を取ってしまっている人が多いのである。これは私の田舎だけのことでは なく、全国的なことだと思う。日本の伝統、日本たる所以である稲作が消えつつあることは由々しき問題である。