カテゴリー 日々是好日

曇天の北陸地方

平成18年12月25日(月)
土日と北陸地方へ行って来たが、やはり曇天が多かった。晴れていてもすぐに曇るので油断ならない。「出かけるときは財布(ケータイ)は忘れても傘は忘れる な」という言い習わしがあるそうな。ケータイ(携帯電話)は現代版である。北陸・山陰地方と太平洋側・瀬戸内地方は晴れた日の多さで圧倒的に後者が勝る。 でもそれを補ってあまりある海の幸が豊かである。ズワイガニ、ブリ、鯖、カレイ、ホタルイカ、さらにいい水とおいしい米とくれば銘酒ができる。これらを賞 味するのは実に幸せなことである。今回は短期間だったのでじっくり味わえなかったが、次回はゆっくり味わいたい。

飲みの多い日々

平成18年12月15日(金)
このところ飲みの機会が多く、疲れ気味である。元来アルコールに弱いくせに好きなので困る。最近は日本酒が気に入って、色々銘柄を試している。日本ではワ イン愛好者は多く、いろいろ薀蓄を傾ける人もいるが日本の食物、刺身などには日本酒が最も合うように思う。もっとも刺身や煮魚、焼き魚などでワインを飲む ことはないが、考えただけでも合いそうにない。逆にバターやチーズを使った料理には日本酒は合わないがワインはぴったりする。さらに言えばまんじゅうに合 うのはお茶であり、ケーキに合うのはコーヒーや紅茶である。要はその地域から自然にはぐくまれてきた料理と飲み物が一番合うということである。

肥満の原因は朝食?

平成18年12月5日(火)
師走に入りやっと寒さが感じられるようになった。今朝などは外気温は3℃である。本格的な冬である。
最近朝食を食べるようになったら、体重がいままでこれ以上になったことのない領域に入ってしまった。思うに、朝食を食べても昼夜の食事の量が今までと同じ なので朝食分だけ余分に身についたのだろう。慣れぬことはするものではない。というわけで今までどおり朝はコーヒーだけにして、昼はうどんだけにする。夜 は忘年会や飲み会があるし、家でも飲むので減らすわけにはいかない。しばらくこのペースでいくことにする。

ビルの忘年会

平成18年11月25日(土)
朝スタッフより電話あり、自転車で出勤中車と接触事故にあったとのこと。幸い打撲程度ですんだようで昼には出てくることができてよかった。でもやはり大事 をとって早退してもらうことにした。当院では今年の夏に別のスタッフが交通事故で入院する騒ぎがあったし、こうなればお払いでもした方がいいのかもしれな い。
さて、今日はビルの忘年会である。毎年11月の末に行われているが、なんと!去年の忘年会からもう1年経ったのである。現在地に開業して今回で10回目の 忘年会になる。開業したのはつい昨日のように思え、歳月の過ぎるのは「疾きこと風の如く」である。人生の残りの時間が短くなればなるほど時のたつのが速く なると思われる。速くてもいいからつつがなく過ごしていけるのが一番だと思う今日この頃である。

今日も一杯

平成18年9月29日(金)
アルコールに弱いくせに好きでビール、ウイスキー、日本酒などを夕食時に飲んでいる。たくさんは飲めないので自分の適量で満足しているが、実にうまいので困ってしまう。アルコールに弱い人のほうが強い人より、アルコールの刺激による食道がんなどの発症率が高いそうなのだ。
そうは言っても健康に気をつけるあまり、好きなことをがまんしてさまざまな楽しみを味わうことなく少々長生きして何の人生かと思うと、まあいいかと飲んで しまうのである。体調がよくない時はアルコールが欲しくないしたとえ飲んでもうまくない。やはり美味しく飲めるのは健康な証拠なので健康に感謝して今日も 一杯やりたいものだ。

堀口大学「秋のピエロ」

平成18年9月26日(火)
朝夕は冷えるが日中は汗ばむほどで、今日は何を着て行こうかと迷う気候である。それでも確実に秋は深まっているようで、空の青さが深いと感じる。秋につい ての詩歌は他の季節より多いようで、やはりこの季節はこころの琴線に触れる事象が多いのだろう。秋の初めと中ごろ、晩秋はそれぞれ違ったおもむきがあり、 それぞれに味わい深いものがある。合唱曲にもなっている堀口大学の「秋のピエロ」はそもそも我が国にはいないピエロを主人公にして、その道化の奥にある悲 しみを晩秋のもの悲しさに重ねて表現している。
泣き笑いしてわがピエロ/秋じゃ!秋じゃ!と歌うなり。/O(オー)の形の口をして/秋じゃ!秋じゃ!と歌うなり。/月のようなる白粉(おしろい)の/顔 が涙をながすなり。/身すぎ世すぎの是非もなく/おどけたれどもわがピエロ、/秋はしみじみ身にしみて/真実涙をながすなり。

分娩施設の新規開業

平成18年9月20日(水)
9月から10月にかけては祝日が多く、日曜と祝日しか休めない当院にとっては珍しく!連休が続くことになる。今度の連休には最近四国で開業した同期の友人 の施設を見学がてら遊びに行こうかと思っている。彼の方がやや年下とはいえ50歳を過ぎてのお産の施設の開業は正直大変だろうと思うし、同時にすごいパ ワーだとうらやましくなる。かつて病院勤務の頃の2~3日に一度の産直は正直、つらかった。たいてい夜中にお産があり、翌日は通常勤務なので寝不足と生活 のリズムのくずれで、このままの生活を続けていってはたして体が持つだろうかと不安だった。
医師以外のスタッフは勤務時間が決まっていて、夜勤のあとは一日休みとか少なくとも16時間は勤務がないのに、なぜか医師だけは休みなしなのである。しか も寝てない翌朝に限って過密スケジュールのことが多い。当時はまだ若く元気がよかったからできたが、いつまでも無理がきくわけではない。そして医師一人で お産の施設を開業するということは、24時間いつでも一人で対応するということである。すごいことでまさに脱帽せざるを得ない。

もう秋だ

平成18年9月16日(土)
台風が近づいていて朝から雨が降っている。せっかくの連休で予定されていたスポーツの大会などがながれて、残念に思っている人も多いと思われる。
いつの間にか朝夕冷えてきて上着が必要になってきた。もう秋だ。食べ物は美味しいしアルコールがじつにうまい。先週ちょっと油断したらあっという間に体重 が増え、ベルトがきつくなってしまった。少し控えなければ○○になってしまう。というわけで今週は毎日昼はうどんである。それでもつい「鍋焼きうどん」な ど高カロリーのものを食べてしまうのがかなしい。

朝夕は涼しくなった

平成18年9月1日(金)
日中は結構暑いが、朝夕は涼しくなってきた。早いものでもう9月である。この数日の気温の変化ほど季節の変わり目を実感させられることは珍しい。
我が国の四季のうつろいはまことに風情がある。暑い盛りの夏(青年期)が過ぎると秋(熟年期)が来る。この季節は豊穣の季節で、夏に精一杯頑張ってきたこ とが成果となって還ってくる。最も豊かな時である。けれどもこの時期も遠からぬうちにおわり、寒い冬(老年期)を迎えることになるのである。じつに日本の 四季は人の一生をあらわしているかのようで、「もののあはれ」という言葉があるのも頷けるのである。

母の初盆

平成18年8月12日(土)
今日からお盆であるが今日は診療している。明日から4日間休みになる。
今年は母親の初盆である。早いもので亡くなってもう半年以上になる。何だか遠い昔のように感じるのはなぜだろうか。人は必ず死ぬが、その人のことを覚えて いる人がいる限りまだ死んだことにはならない。だれも思い出してくれる人がいなくなってはじめて死ぬのだという。今年の盆は田舎に帰り、物心ついてから亡 くなった身近な人たちを想いながら静かに過ごそうと思う。