平成19年12月1日(土)
早いものでもう師走である。今のところはあまり寒くないがいずれ厳寒となるだろう。今月は忘年会や飲み会、その他の会合がつまっていて、月末まで体力が持つか心配である。
まあ、飲み過ぎないようにすればいいのだろうが、おいしいとつい飲んでしまうのが困る。外で飲まない場合は家で晩酌をするので結局は同じだけれど、やはり家では飲みすぎることはめったにないので安心である。アルコールに弱い人間の方が、アルコールが原因のがんになりやすいというがなんのその。五十を過ぎればあとは余生である。タバコをやめて5年は過ぎたが、美味しいものを食べることとそれに付随するアルコールはいつまでも楽しみたいものである。
カテゴリー 日々是好日
師走の会合
胡祭り
平成19年11月21日(水)
商売繁盛を祈る胡祭りが胡町で18日から3日間行われた。平和通り恒例のライトアップも重なって、夕方から人出が多くみられた。縁起もので熊手を買って年々大きくしていくのが慣わしである。この3日間は前から決まっている会合以外は飲みに出ないようにしている。
師走になると忘年会と称して会合や飲み会が増えてくる。自分のアルコールの適量は決まっているので、遅くまで飲まない限り酔っ払うことはない。日本酒なら3合も飲めば充分でそれ以上はいらない。おいしく味わえるのだけれど、なにしろアルコールに弱いのでこれでいいのだ。実に安上がりにできているのがありがたい。
食品偽装問題
平成19年10月26日(金)
このところ食品の偽装問題が次々に報道されている。「ミートホープ」の社長の逮捕をはじめ、有名な「赤福もち」の製造日のごまかし、「比内地鶏」として売っていた鶏肉が実は安い排鶏(卵を産まなくなった雌鶏で一羽数十円で取引される)を使ったものであったとか、枚挙にいとまがない。こんなばれやすいインチキをしていて、次々に告発されているのにどうして改めようとしなかったのか不思議である。
どれも命に関わるような実害がなかったことはよかったが、輸入食材のなかには危ないものがかなりあると聞く。わが国の食料自給率はカロリーベースで40%であるから、信頼できるところから輸入しないとそれこそ命に関わる。安全性の検査を国だけに任せておいても難しいだろうから、民間できちんと検査して安全性、素性などを保証するようにしたら少々割高でも安心できるというものである。
ドラリオンとおくむら
平成19年9月18日(火)
連休を利用して「ドラリオン」を観に大阪へ行き、京都をまわってきた。ドラリオンはカナダのシルク・ド・ソレイユが世界各地で行っている体操演技を思わせるようなショーで、今回は中国雑技団を連想させる演技が見られた。よくぞここまでできるものだと感心しきりであった。実は以前同じ集団の「アレグリア」も観ているが、前作とは違った面白さがありレベルの高さが感じられた。
京都はまだまだ暑いので、午前中早めに嵯峨野をまわり昼食は予約しておいた「西洋膳所おくむら」一乗寺本店でランチをとったがこれが最もすばらしかった。味、コストパフォーマンス、接客態度、すべて最高で、味にうるさい人にも薦められる。また京都に来る機会があれば次回は夜にぜひ訪れたいと思ったことである。
無常を感じる季節
平成19年9月3日(月)
昼間は結構暑い日もあるが、朝夕は涼しくなってきた。9月の後半から10月一杯が一年中でいちばんいい季節である。豊穣の秋であり、同時にもの悲しさを感じる季節でもある。不思議なことに冬になってしまうとそういう感傷はなくなる。秋、それも晩秋に特にそう感じるのである。多くの詩人がこの心境を詩に残している。
私の場合はさすがに感傷はないが、平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」とか、般若心経の「色即是空、空即是色」はなるほど真実だとしみじみ思うのだ。どんなに盛んに見えても必ず終わりが来る、そして人は必ず死ぬ、まさに世は無常なのである。そう思わせる季節になったということである。
猛暑
平成19年8月17日(金)
お盆休みが終わって今日から診療開始である。ここ数日の暑さは例年になく激しく、まさに猛暑という言葉がふさわしい。なんでも観測史上最高気温を記録したとか。熱中症による死者も少なからずみられたようである。街中での暑さはことに強烈で、アスファルト、車の多さ、エアコンの数などが原因となっているのだろうがまことに強烈である。
こんな時は昼間は出歩かず屋内でのんびり昼寝でもしていた方がいい。スペインにシェスタという習慣があるのは理にかなっている。確かにあの国ではシェスタの時間はほとんどの店はしまっているし、人通りも少なくなっていたように思う。国民性といえばそうなのだろうが、日本人はこんなときでも一生懸命働くだけでなく、テニスをしたり遊んだりする。実に勤勉な民族だと思う。
輪廻転生は真実
平成19年6月30日(土)
早いもので今年も半分が過ぎてしまった。誰かが書いていたが、我々の体はすべて地球上の物質からできていて、最後は土に還る。そしていずれは植物の栄養となり、その植物を摂取して人間を含めた生物が生きてゆく。つまり、地球上で物質のリサイクルしていることになる。我々の体は単なる遺伝子の乗り物だというが、生物の生き延びようとする意思はどこから来ているのかという疑問がある。そして、生き延びる意思が生物の体を借りているということが本質であり、意思そのものが存在するのではないかという。
なるほどそうかもしれない。さらにそれが本当なら実体はなくても意思そのものがこの地球上を飛びかっていることになる。これは輪廻転生の考えに近いが、このような視点で世の中を眺めるのは楽しいことである。
東京に温泉?
平成19年」6月21日(木)
ニュースによると東京の温泉関連施設で爆発があったとのことである。わが国では温泉という名称があれば人が来てくれるので、東京のようなところでも地中深く穴を掘って無理やりお湯を出せば温泉として売り出すことができる。今回の事故の温泉はなんと地中深く1500m掘ったところの泉源からひいたもので、同時に出るガスがたまって爆発したそうである。
地球の内部には熱いマグマがあるのだから、どこを掘っても必ず温泉は出てくる。なにを血迷ってわざわざ地下深く穴を掘って無理をして温泉と称して人を集めるのだろうか。温泉なんてもとは自然にあふれて出たお湯を利用することで、施設として成り立ってきたものである。最新の技術を使わないとできないようなものは温泉とは言えない。地下水が地熱で温まったお湯も、水道水をボイラーで温めたお湯も同じようなものである。利用者である我われがこんなまがい物には近づかなければよいのである。
梅雨入り
平成19年6月15日(金)
入梅してうっとうしい日が続く。朝は雨が降っていないので自転車で行くと、帰りは雨になってバスで帰宅することもある。その場合は翌朝は自転車通勤できない。なんだか損をしたような気持ちがするのが不思議である。
昨日は市内某ホテルでHPV(ウイルス)と子宮がんの講演があった。子宮頸がんの原因がHPVによることがいまや常識になってきたが、実際のところHPVの感染があったらどれくらいの率で浸潤がんになるのかというと、0,1%だそうである。もっと高いかと思っていたが意外に少ないのである。そもそもウイルスの感染だけではがんは発症しない。その後、いろいろな条件が重なってがん化するのである。さらに、HPVの感染が最も多いのは10代20代で、以後減っているのは自然治癒があるからである。欧米ではワクチンが使われ始めたようだが、日本ではどうだろう。費用対効果を考えると悩ましいところである。
ママチャリ
平成19年6月9日(土)
高血圧がわかってから、自転車で通勤するために乗りやすそうなママチャリを買った。27インチ、3段変速、自動点灯LEDライト付で、じつに軽快に走る。季節もいいのだろうが、毎日自転車で通勤するのは気持ちがいい。なぜもっと早く自転車通勤にしなかったのか悔やまれる。片道3キロだから15~20分の走行だが、MP3で音楽を聴きながら走れば短いぐらいである。アルコールは今までと変わりないが、散歩をするようにしたら恐ろしいもので体重が2キロ減った。血圧もだいぶ下がってきたのでもうしばらくは薬を飲まずに経過を見るつもりである。いずれにせよ高血圧の指摘は生活習慣を考えるいい機会だったと思う。