カテゴリー 日々是好日

広島県が1位!

平成19年4月10日(火)
暖かい日が続く。日曜日には近くの比治山へ行ってみたら桜が散り始めていて風情があった。やはり桜は散る時がいい。桜吹雪の中で飲むビールは格別である。
この10年間の妊産婦死亡率の最も低い県は、なんと!広島県である。出生10万件あたり1,84人(全国平均6,39人)で最も多い京都府(10,70人)に比べて6分の1である。これは周産期死亡率も全国一低いことと合わせて誇るべきことである。広島県の産科が我が国で最もうまく機能していることを表していて、産科に関わる医師・スタッフにとって実にうれしい結果である。この成果をさかなに飲むビールはいっそう美味しく感じられる。

「はる」

平成19年3月28日(水)
暖かい日が続く。桜も咲き始め、今週末は満開となることだろう。例年ならもう一度寒くなるのだが今年はこのまま春爛漫となるに違いない。春といえば田舎のレンゲ畑に寝ころんで空を見上げていた頃を思い出す。暖かさと草の香り、空の青さで思わず眠ってしまいそうだった。谷川俊太郎の「はる」はその時の情景にまさにぴったりの詩であった。
「はなをこえて/しろいくもが/くもをこえて/ふかいそらが/はなをこえ/くもをこえ/そらをこえ/わたしはいつまでものぼってゆける/はるのひととき/わたしはかみさまと/しずかなはなしをした」

遠視

平成19年3月24日(土)
今から10年近く前開業した頃、視力は良かったのだがストレスのせいだろうか、近いところが少し見えにくく感じることがあった。「老眼?」と愕然としたがそのうち元どおり見えるようになって今に至っている。その間、同期の連中とたまに話をすると結構老眼になっているのがいて自分はまだまだ大丈夫だとひそかに優越感にひたっていた。
60歳で現役日航機のパイロットの小林宏之さんによると、毎日遠くを3秒、近くを3秒交互に見る訓練を5分以上続ければ、一旦見えなくなっていた近くのものが見えるようになるという。なるほど遠視は遠近を調節する眼の筋肉の老化によるものだから鍛えればよいわけだ。自分もいつまで近くの細かいものがみえるのかわからないが、もし見えにくくなったらぜひこの訓練をやってみようと思う。

睡眠時無呼吸症候群

平成19年2月15日(木)
夜講演会のあとでアルコールを少し多めに飲んだせいか、朝の目覚めがよくない。二日酔いではなく、睡眠時無呼吸症候群によるものと思われる。仰向けに寝ると舌根沈下がおこり呼吸が止まるらしい。横向きだといいようだが、あいにく昔から仰向けに寝るのが好きなのだ。普段はそうでもないが、風邪気味の時とアルコールが過ぎた時がよくないようである。最近日本酒ばかり飲むようになったのも影響があるのだろうか。少し節制した方がいいかもしれない。

雪が少ない

平成19年2月2日(金)
2月になって全国的にやっと雪が降ってきたようだ。島根県で毎年行われていた雪合戦の予選も、雪がないためにお手玉で行ったとか。それらも含めて暑い季節は暑く、寒い季節は寒い方が良い。今回の雪でスキー場は喜んでいるそうだが、これも短時間でおしまいになりそうである。世界的に暖冬なのは今だけなのか、これからも続くのか。去年も書いたが、旧暦では今が正月である。やはり旧暦の方が風情があると思われる。

もう一週間

平成19年1月20日(土)
今年は暖冬でコートが必要でない日が多いようである。地球温暖化が進んでいる所為なのか、単に今年だけの現象なのか。そういえば、ロシアで暖冬のためクマが冬眠できないというニュースを新聞で見た。
 今日は土曜日、もう一週間経ったのかと思うとなんだか焦るような気持ちになる。しなければならないめんどうな雑用を後回しにしていても、結局はやらねばならないのである。仕方ない、この土日でやってしまおうかという心境である。

夕張市破産

平成19年1月16日(火)
昨年、北海道の夕張市が破産したというニュースがあったが、とうとう日本は地方の都市が破綻するというのに助けられないような国になってしまったのか。要するに国にも余裕がないということである。確かに最も借金の多いのは国だから地方自治体に手を差し伸べる余裕はないのだ。
広島市にもかなり借金があると聞く。なのに市民球場を移転新築することに決めたそうである。どうしてこんな無駄遣いをするのだろう。先に県では広島空港の僻地移転と広島大学の移転という世紀の愚挙を行って、世間の物笑いになっているというのに。移転後の跡地はどうするのか。広島大学跡地の二の舞になることは火を見るよりも明らかである。施政者は人の税金をなんだと思っているのだろうか。目先の一部の人たちの利益にとらわれず、将来にわたって広島のためになるようにしてもらいたいものである。

回遊する患者さん

平成19年1月12日(金)
患者さんの中には受診する医院を一度決めたらあまり変えないタイプの人と、何回も変えるタイプの人がおられ、この人は変えないタイプだと思っていたらそうではなかったということもある。とくに我々のような科はあまり変えないタイプの方が多いと思うが、なにしろ市内には産婦人科クリニックはいっぱいあるので色々行ってみるのだろう。
この狭い地域にこれだけの数の外来だけの産婦人科があるのは中四国では広島市だけである。広島の次に人口の多い都市は岡山市であるが、6年前までは1施設だけであった。今は4施設になっているけれど。それに対して広島市は約20施設、中区だけなら13施設である。これらはすべてお産をしない外来だけの産婦人科施設である。しかももっと増えていくことは確実である。分娩が過酷で報われないことが明らかになってきたことが、この傾向に拍車をかけることになっていると思うが過当競争になるのは否めない。

大雪で高速道路不通

平成19年1月9日(火)
7日(日)は実家で法事があり車で行く予定であったが、大雪のため高速道路が一部不通になり急遽新幹線で行くことになった。行事を終え夕方広島に帰るときには晴れていて、さすがに瀬戸内の気候はすぐに穏やかになるものだと思った次第である。
今日からは正月気分も抜け、日常生活が始まる。その方がおちつけていいと思うようになったのは年の所為か。

新年に思う(平成19年)

平成19年1月4日(木)
いよいよ平成19年、今日から診療開始である。開業したのが平成9年だからもう10年になる。10年一昔と言うが、あっという間の10年で、感覚的には 3~4年としか思えない。開業して得たものと失ったものを比較してみると、断然得たものの方が多いと思う。でももっと高いところから俯瞰すれば、どの立場 にいても頑張って努力したことは結果がでるが、そうでないことについては報われないのは当然である。だからきっと一生で見れば、どの立場にいても一生懸命 やることだけが結果を得ることができるという意味で同じなのだろう。
今年も大ざっぱではあるがいくつかの目標を決めて、無理せずやっていこうと思っている。今年もよろしくお願いします。