カテゴリー 日々是好日

連日の猛暑

平成20年7月19日(土)
連日の猛暑である。クリニックにいるとわからないが、患者さんや出入りの業者さんの暑そうな様子から、戸外の暑さが感じられる。クーラーがなければとても耐えられないだろう。
クーラーのない時代には、東京のお金持ちは軽井沢などに避暑に行っていたそうだが、確かに都会は田舎と違って緑も少ないし住宅も密集しているので特に暑い。以前、神戸市北区に1年だけ暮らしたことがあるが、そこは避暑地にふさわしい涼しさであった。裏六甲にあったその家にはそもそもクーラーがなかったし、別段それほど必要とも思わなかった。ただし、冬の寒さはこたえたので、ストーブを買い足したぐらいである。有料トンネルを使えば三宮まで10分ぐらいの立地なので、通勤できる避暑地として使っていた人も結構いたのではなかろうか。
広島で通勤もできる避暑地といえばどこだろう。今開発している西風新都は、立地と交通の便からは裏六甲に似ているように思う。

和のゆたか姿

平成20年6月7日(土)
とうかさんのゆかた祭りなので、クリニックの近くをゆかた姿の若い女性が結構歩いている。うちわなど持って、なかなか風情がある。それに引き換え、男性のスーツなどはどうもいただけない。
高温多湿の日本では、やはり着物がいちばん合っていると思う。衣食住それぞれ、その土地・気候に合って発達してきたのだから、我々は木と紙の家に住んで着物を着て魚と米を食べるのが最も無理がないのかもしれない。明治以降、欧米の様々な生活習慣や文化が入ってはきたが、代々受け継がれてきたDNAが簡単に変わるはずもなく、たとえ若い頃は洋服を着てコンクリートの家に住み、肉を食べワインを飲んでいても、年をとれば自然に和の世界になじんでいくものと思われる。自分も着物を着てみたいと思うことがある。もちろん、いかの塩辛で日本酒を飲むのは大好きである。やはり和に還るのである。

飲み過ぎ

平成20年6月2日(月)
このところ飲みすぎで胃が荒れているように感じていたが、ついにとどめを刺された。
先日、初めて行った居酒屋で注文したつまみのうちの4品が揚げ物だった。初めての店なので黒板に書いてある品書きを見て適当に注文したのだが、まさか揚げ物とは思わなかった品が2つ、しかもそれぞれの量が多くて1品注文を取り消すはめになってしまった。それほど飲んでないのに夜中に胃の不快感で目覚めてしまい、ガスターを飲んでやっと寝ついたが、翌日は一日中不快であった。
元来、胃は丈夫で何を食べても大丈夫、胃痛など経験したことがないくらいだったので大いに反省し、アルコールを控えたら今日はもう治っているようだ。丈夫な胃に生んでくれたことを親に感謝。

小料理屋の閉店

平成20年5月19日(月)
昼、時々うな重を食べに行っていた小料理屋が、今月いっぱいで閉めるという。そごうの「伊勢定」がなくなってから、あのふんわりした軽めのうなぎの味が忘れられず、色々試して行くようになった店である。うなぎそのものはそれほどでもないが、たれが好みの味で結構気に入っていた。
閉店の理由は、店の主人が高齢になったためである。店を始めて50年というから、跡継ぎがいないので仕方がないとはいえ、惜しいことである。ひと口に50年というが長い間には様々なことがあったことだろう。その店を閉めるのは本当にさびしいと、おかみさんは言うがそのとおりだと思う。店を始めるのはたとえどんなに苦労があっても若いし希望があるからいいが、閉めるのは辛いことだろう。
自分の場合もいずれ高齢になってクリニックを閉院するときがきたら、万感胸に迫るものがあることだろう。おかみさんの話を聞いていてしみじみ思ったことである。

壊れた

平成20年5月12日(月)
先日、夜中にふと目を覚ますと携帯に着信のサインが出ている。昼間はマナーモードにして切り替えるのを忘れていたので気づかなかったが、7時過ぎに2回連絡があったようだ。どちらも同じ鮨屋からの留守電で、予約していたのに来ないので確認してきたのである。時々行く鮨屋だが、いくら思い出しても予約した覚えがなかったので、なにかの間違いだろうと思った。
でも、どうも釈然としないので念のため発信履歴を見たら、3日前の9時頃店に電話していたことがわかった。初めは履歴を見てもどうしても思い出せないが証拠があるのでよくよく考えてみたら、そういえばその日、飲んで気持ちよく酔って電話したかもしれないとうすうす気づいて愕然としたことである。それも発信履歴があってもなかなか思い出せないということに、そら恐ろしさ感じたのである。「とうとう壊れたか」翌日、店に電話して丁重に謝っておいたが、酔ったときは充分気をつけねばならぬと改めて思った次第である。

愚痴です

平成20年4月28日(月)
世間は大型連休に突入のようであるが、当院は暦どおり。日曜・祝日のみ休みである。それはいいのだが今年はなんと5月4日(さすがの当院も連休中のはずであるが)が広島市の当番医となっているために、午前9時から午後6時まで医院を開けておかなければならない。確か一昨年もこの時期に当番が回ってきた。年に2回まわってくるので仕方がないとはいえ、釈然としない。
元来、産婦人科の当番医が必要なのかどうか。日曜日も平常開院している産婦人科医院は2施設あり、妊婦さんについてはお産関連の施設が24時間受け入れているのである。この10年間当番医を勤めてきたが、平均して一日10人来られるかどうかである。しかも緊急を要しない患者さんがほとんどで、やっていてつらいものがある。このことは我々の間でよく話題になることであるが、どうしようもないのが現状である。

花見日和

平成20年4月7日(月)
この日曜日は天気も良く、絶好の花見日和だった。午前中軽くテニスをして、昼は比治山に弁当とビール、冷酒を持って行きのんびりしていたら眠くなってしまった。こういう日もいいものである。
今日は一転して朝から雨が降っていて、入学式は大変だろうと思ったことである。卒業式や入学式、入社式など大きな節目が春にあるのは、風情があってじつにいいものだ。わが国は四季がはっきりしているから、俳句をはじめ情緒豊かな詩歌が生まれたのだと思う。一番好きな季節は新緑の候、五月であるが浅い春もいい。豊かな美しい日本に生まれたことを感謝している。

メタボブーム

平成20年4月1日(火)
日曜日は寒い上に一日中雨で、花見どころではなかった。毎年3月になると暖かい日が続いて、このまま春になるのかなと思っていると、月末に寒い日があってから本格的な春になる。今年も同じパターンのようだ。
世はメタボブームで、メタボ検診を無料にした自治体もあるようだ。笑止千万である。コレステロール検診が無意味なことがわかったので、今度はメタボだと。どこまでむだな事をすれば気がすむのだろう。一般人が趣味でダイエットをするのはいっこうに構わないが、医療機関がメタボ検診をあおるべきではないだろう。ついこの間までは高コレステロール血症で恐怖をあおり、検査と高い薬を負担させられたのは、我々が守るべき患者さんではなかったのか。これらのお金を救急医療と介護に回せばどれだけ充実したものになるだろうか。

花見の季節

平成20年3月22日(土)
すっかり暖かくなった。開花宣言が出るかと思っていたら、広島は3月28日とのこと。来週末の土日は絶好の花見日和になりそうである。
最近では花見の季節は、毎年住まいのすぐ近くの比治山に弁当とビールを持って出かけることが多い。なにしろ比治山には登るための動く歩道と長いエスカレーターがあるので、上り下りがまったく負担にならないからである。例年なら弁当やつまみはコンビニで調達するところだが、今年は「むさし」か「広島一番」あたりで弁当を調達してみようかな。

一日二食

平成20年3月15日(土)
朝はいつもコーヒー一杯飲むだけで、何も食べないようにしている。朝食べてしまうと腹が減らず、おいしい昼食が食べられないからである。せっかくクリニックの近くにおいしい店が一杯あるのに、利用しない手はないのだ。
さらに、夜に飲みや会食があるときは、予定の料理に合わせて昼食の内容を考える。夜の料理が重そうなら昼は蕎麦かうどんにする。夜が和食や鮨なら昼はもう少し重いものとか。要するに食いしん坊なのである。そして、この一日二食の生活は体重が増える食生活だというがなんのその。このやり方が気に入って10年以上続けているので、今さら変えるつもりはない。