平成21年1月5日(月)
謹賀新年。天気の良い日が続いた正月だった。今日から診療スタートである。
元旦はお屠蘇と雑煮で祝い、初詣は比治山神社で皆の健康を祈願し、甘酒(一杯200円!)を飲む。以前は破魔矢を買ったりしていたが、次の年に返しに行くのが面倒なので賽銭のみ。いつもお世話になっている、同じブロックの先生夫妻もお参りされていた。今年の目標といっても特別なものはなく、今までどおり淡々とやっていくだけである。尺八だけはもう少し上達したいが、なかなか思うようにいかないだろう。
なにはともあれ、今年もよろしくお願いします。
カテゴリー 日々是好日
謹賀新年(平成21年)
平成20年をふり返って
平成20年12月26日(金)
今年ももう残りわずかである。ふり返ってみれば色々なことがあったが、いい年だったと思う。初孫も生まれたし、なにより家族全員が健康で気持ちよく毎日が過ごせたことが一番だったと思う。人生には「流れ」「潮時」などがあり、良いときは大概のことがうまく行き、悪いときは何をやってもうまく行かないものだ。だから、いいときはそれをじっくり味わい、悪いときはじたばたせずひたすら身を低くして耐えて潮時が変わるのを待つのがいい。
時代の大きな流れと寿命は個人の力ではどうしようもないと思うが、日々の生活をできるだけ充実させて、身の丈に合わせて生きていけば大きな間違いはないだろう。「人生わずか五十年…」という言葉があるが、まことにそのとおりで、自分では50歳を過ぎたら余生だと思っていた。今もその考えは変わらないが、余生のほうが充実することもあって、そこが人生のなんともいえないテイストであろうか。
その日の前に
平成20年12月5日(金)
早いものでもう師走だ。
重松清原作の映画「その日の前に」についての大林監督と作者の対談が文芸春秋に載っていた。かなり面白そうな映画なので観たいと思って調べてみたら、広島では今から2週間某映画館でロードショーで上映することになっているようだ。歳の所為か涙腺が緩んでいるので、家で「風の谷のナウシカ」を観て眼を赤くしているのを子供に見られて、ちょっと恥ずかしかったが、この映画は絶対に泣けるようである。上映時間から日曜日しか観られないのが困るが何とか観たいものである。
今日は誕生日
平成20年11月10日(月)
アステールプラザでの尺八演奏会が終わってホッとしている。なにしろアガっている上にライトが強烈に暑く、汗が流れ落ちるのがわかるほどだった。何箇所も間違えて、こういう時に日頃の練習がいかに大切か思い知るのである。
今日は誕生日。家族から「おめでとう」の言葉とささやかなプレゼントがあり、クリニックに行くと、スタッフ達が花束をくれた。ありがとう。ストレスがなくなったので昼間はのんびり診療して、夜は会合。そのあとしっかり飲んで帰宅したときはハイテンションだったようだ。ぐっすり眠って翌朝は気持ちよく目覚めた。健康に感謝である。
紅葉
平成20年11月4日(火)
11月になるとさすがに朝夕は寒くなってきた。先日、庄原へ行ったところ紅葉が始まっていて広島市内との温度差が感じられた。この時期、一昨年は臥龍山へ紅葉を見に行ったとこの日誌に書いている。日誌があると結構便利である。
去年はどうだったかというと、9月に京都を訪れていた。でもまだ暑さが感じられ、やはりこの季節に訪れてみたいと思ったようだ。確かに京都はこれからが一番風情のある季節である。でも今年は時間が取れそうにないし、この時期は観光客も多いから、人を見に行くことになってしまうだろう。京都在住の人の著書によれば、12月初め頃が紅葉も見られるし観光客も少なくて穴場の時期だそうだ。時間があれば行ってみたい。
初孫誕生!
平成20年10月14日(火)
11日に日付が変わった直後に長女が無事女の子を産んだ。両家にとってまさに初孫なので大喜びである。心配していたが母子ともに元気でこんなにうれしいことはない。今回しみじみと感じたことは、一人の子供の誕生には本人夫婦はもとより、それぞれの両親を始め同胞達の熱い想いがあるということである。自分達の子供の出産の時には思ってもみなかったが、その立場に立ってみて初めて自分達の親の気持ちがわかった。
かつてお産に携わっていた頃は、夜中に呼ばれた時などは正直つらいと思ったことである。でも、一人のお産の背後にはこれだけの人たちの想いがあることを実感すれば、つらいなどと言ってはいられない。その頃この実感があれば、家族の人たちにもっと気配りができただろうにと思う。いずれにせよ天に感謝である。
長女の里帰り
平成20年10月2日(木)
長女がお産をするために家に帰っている。まだ時間がかかりそうで、毎日せっせと歩いているようだ。今までたくさんの赤ちゃんを取りあげてきたが、娘で初孫となると勝手が違って心配である。クリニックはお産を扱っていないので、友人の病院にお願いしているので大船に乗った気持ちでいるが、それでもこんなに気になるとは思わなかった。
かつて、勤務していた病院では我が子を取りあげたが、妊娠中もお産のときもほとんど心配しなかった。無事に生まれてあたりまえだと思っていたし、実際に安産であった。特に長男のときは、9ヶ月の末まで逆子で大きかったがなんとかなると楽観していたら、ぎりぎりで逆子が治り無事に生まれた。
心配しても仕方がないし、なるようにしかならないだろうが、家内のお産の時は義父母も同じ思いをしたことだろう。その頃は想像もしなかったことである。だれでもその立場に立ってみないとわからないということを、改めて感じたことである。
サナダ虫
平成20年9月26日(金)
寄生虫学の専門家である藤田紘一郎氏は、15年にわたって「サナダ虫」を自分の腸内に寄生させているそうだ。正確には日本海裂頭条虫でヒトの腸内に寄生し、体調10メートルにもなるという寄生虫である。わざわざ北陸から鮭を取り寄せて幼虫を探してカプセルに入れて飲み込んで寄生させたという。現在の虫は5代目か6代目だがこれにより体調もいいし、アレルギーが防げるそうである。なにより栄養を奪ってくれるのでダイエットにもなるという。
サナダ虫といえばかつて小豆島の病院に勤務していたときに、同僚の内科の医師が「サナダ虫に寄生された患者さんがいる」と言っていたことを思い出す。虫下し(なつかしい名前である、今はもう聞くことがないが)を飲ませて時間をかけて排出させたそうで、大学から標本にくれとの依頼があり、寄生虫学教室に渡したとのことであった。今から20年ぐらい前のことであるが、当時でもすでにこのような標本が手に入ることは稀だったのだろう。
藤田氏は、近年アトピーや花粉症などのアレルギー疾患が増えているが、どうも寄生虫をはじめとしていろんな細菌などを寄せ付けなくした「キレイ社会」が原因ではないかという。確かに一理あるが、では実際にどうしたらいいかとなると結構悩ましい。まさかアトピー患者に、回虫やサナダ虫の幼虫を飲ませるわけにはいかないではないか。
秋の気配
平成20年8月30日(土)
「暑さ寒さも彼岸まで」というが、お盆を過ぎてからは日中は少々暑くても朝夕に秋の気配を感じるようになった。空の青さもどこまでも深い秋の空である。ここ数日は各地で集中豪雨が発生しているようだが、これから台風のシーズンに突入するのだろう。まことに我が国は四季がはっきりしていて実に風情がある。
これからは、スポーツをしたり山歩きをするのに一番いい季節になる。近場でもいいから、天気のいい日にどこか適当なところで山歩きなど自然に親しんでみたいものである。
北京オリンピック
平成20年8月11日(月)
いよいよ北京オリンピックが始まった。開会式の演出はすごかったが、なにしろ「わが中国はこんなにすばらしい歴史があり、世界に冠たる国なんだ」というメッセージをこれでもかというぐらい表しており、見ていていささか疲れた。それでも、オリンピックは国同士の距離を縮めるすばらしいイベントであることを、改めて思ったことである。日本のホープ、北島選手の100米平泳ぎ2連覇は見事だった。
当院は13日からお盆休みの予定であるが、この時期はどこも混むばかりで宿の値段も高く、いっそのこと休みをずらしたほうがいいのではないかと思ってしまう。墓参りと小旅行を予定しているが、あまり動かない方がいいのかもしれない。
先日、猛暑の中を久しぶりに昼過ぎまでテニスをしてビールを飲んだら、酔いが回ってヘロヘロになった。もう若くないのだから無理をしてはいけないということか。