平成21年11月4日(水)
渡辺謙主演の「沈まぬ太陽」を見た。原作者の山崎豊子の作品は一時、はまったことがあり、その時に作品のをほとんど読んでいたので興味があったのだが、何といってもテレビで見たロードショーでの渡辺謙の挨拶がかっこよかったからである。
実際、久しぶりに力の入った大作で、特に御巣鷹山の日航ジャンボ機の墜落とその後の遺族たちの悲しみは思わずもらい泣きをしてしまった。ただ、山崎作品の特徴?なのか、集団の中の権力闘争には悪玉と善玉をはっきり分けて描くので、「白い巨塔」の財前と里見のように恩地と行天の対比がいささかわざとらしく感じた。この映画は実話に基づいているけれど、ここまで善と悪がはっきりしているわけではないだろう。それでも見てよかったと思ったし、3時間以上にわたる上映時間にもかかわらず、終わってもほとんどだれも席を立たなかったのは、作品のすばらしさ故であろう。
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沈まぬ太陽
アシスト自転車を買った
平成21年10月28日(水)
とうとうアシスト自転車を買ってしまった。自転車での通勤はとても快適なのだが、夜疲れて帰宅する時の橋の高低差は結構しんどいこともあり、唯一それだけが自転車通勤の難点であった。
通勤途中で時々一緒になるF先生は以前からアシスト自転車で通勤されていて、坂道でもあっという間に楽々と先に行ってしまう。ちょっとうらやましかったが、9月の連休で京都に行った際にレンタサイクルの予約がいっぱいで仕方なくアシスト自転車をレンタルした。初めて乗ってみたらこれが実に快適で、あまりの楽さに感激してしまった。最初の一漕ぎは後ろから押してもらっているようでほとんど力がいらず、坂道も平地を走っている感覚である。京都の高低差のある寺院なども楽勝で行くことができた。
今は毎日の通勤が楽しみである。ほかの自転車通勤の人たちにちょっぴり後ろめたさを覚えながら、それでも快適さに大いに満足している。
深まる秋
平成21年10月21日(水)
急に冷えるようになって朝、ブレザーの下にベストを着ようとしたが、ちょっと早すぎるかとやめた。一挙に秋が深まり最もいい季節が過ぎようとしている。食欲の秋、収穫の秋。天高く馬肥ゆる秋。秋深き、隣は何をする人ぞ。
人生には色々なことがあり、何十年生きてきても初めての経験はあるものだ。いいことも悪いことも含めて。何歳になってもこれは自分にとって初めての出来事だ、と思うことはある。それでも物の見方や感じ方はそれほど変わっていない。三つ子の魂百までというが、まことのその通りだと思う。持って生れた性分、死ぬまで変わらないだろう。
一日二食
平成21年10月15日(木)
昔に比べて酒量は増えたが食事の量は減ってきた。かつては食欲旺盛でいくらでも食べられたが、今はおいしいものを少しだけがよくなって、まるで老人のようである。それなのに体重がちっとも減らないのはどうしたことか。責任者を呼んで来い。
朝はコーヒー一杯だけ。昼は近くの行きつけの店を回遊し、夜は晩酌なので1日2食である。この朝食抜きのスタイルになって10年以上20年近くになるだろうか。それでも休日や旅先では、特に和朝食がおいしくてたくさん食べてしまうのはどういうことだろう。いずれにせよ仕事を続けている限り、今のスタイルのままだと思う。
痛い静脈瘤
平成21年10月10日(土)
朝夕、肌寒さを感じるようになった。リフォーム・引っ越しも終わり、やっと今までの生活が戻ってきた。実に快適で、当分は家に居つくようになりそうである。
以前からの下肢静脈瘤が徐々に悪化してきている。先日、テニスの後尺八の稽古(正座)をしたところ、翌日から痛みがあった。しばらく無理しないようにしたらおさまったが、こればかりは手術以外には治せないだろう。両親ともに下肢静脈瘤があったので仕方がないと思うが、とりあえずはだましだまし行動して、どうしようもなくなったら手術となるだろう。遺伝とはまことにすごいものである。
コルテオと菱岩の弁当
平成21年9月24日(木)
やっとリフォームが終わって引っ越しの日が近づいてきたが、前から予定していた「コルテオ」を観るために大阪へ行ってきた。
この公演を観るのは今回で3回目であるが、毎回パフォーマンスがすばらしく大阪で行われる時はできるだけ行くようにしている。パターンはだいたい決まっていて、大阪で一泊し翌日は京都へ行き帰りにはJR伊勢丹で老舗弁当を買って帰ることにしている。前回は「辻留」だったが今回は「菱岩」の弁当にしてみた。「菱岩」の弁当は何日か前に予約しないとダメなので、今回は早めに予約しておいたのである。さすがに「菱岩」は今までの中で最も満足度が高かった。自宅に帰りついて弁当のおかずをつまみにして一杯やるのは、実にいいものである。
快適な自転車通勤
平成21年9月17日(木)
さわやかな秋の日である。自転車通勤には最も適した季節になった。コースはほぼ決まっていて、比治山トンネルを通るルートが気に入っている。橋を渡る時は高低差があるので少ししんどいが、あとの平和大通りは安全で快適だ。
開業するまでは、どんなに近くても車で通勤していたことを思えば、うそのようである。高校時代の片道10キロの自転車通学がイヤで仕方がなかったことが、その後の「いつでも車通勤」につながったのではないかと今になって思う。なにしろ30代の頃でもまだ、高校へ車で通学する夢を見るくらいだったからだ。オートバイでの通学は禁止だったが、夏休みの部活には家にあったスーパーカブ号をこっそり使っていたが実に快適だった。それが今では喜んで?自転車通勤をしているのだから、変われば変わるものだ。距離が3キロと手頃な上に、道路が広く安全なことが決め手になっているのだろう。
通勤はママチャリで
平成21年8月20日(木)
自転車通勤をするようになって2年になる。片道3キロちょっとなので、15~20分かかる。おもに平和大通りを走るので、広いし安全だ。ほとんど平地なので快適なのだが、鶴見橋を渡るのはちょっと力が必要だ。結構高低差があるので、橋の中央まで上り切るのが難儀なのだ。いつもSONYのMP3で音楽を聞きながら走っているが、いい気分転換になる。
走っていてよく見かけるのが、車輪の小さなハンドルが横棒一本のT字型の自転車であるが、あんなに走りにくく危険な自転車によく乗るものだと思う。本格的なツーリングならマウンテンバイクだろうが、気軽に使うならママチャリが安全で使いやすい。前にかごがついているし、ハンドルは握りやすいように曲げてある。オッサンが乗るにはちょっと格好が悪いけど、機能的には最も優れていると思う。
短い夏
平成21年8月12日(水)
今年は梅雨がいつまでも明けず、夏が来る前に台風が来てしまった。全国の海水浴場の関係者は人が来ないので蒼くなっていることだろう。雪の降らない年のスキー場と同じである。
お盆の頃は暑くてもなぜか「もう夏は過ぎていくんだろうな」と感じられた。人生で言うと、30代後半になってふと「もう若くないな」と感じる時と同じように。
今年は夏の盛りがないまま秋になってしまうような、そんな天候である。子供の頃、夏休みはずいぶん長いようでも、お盆を過ぎればあっという間に終わってしまうと感じていたが、今年は久しぶりにその感じを思い出した。
夏はしっかりあってほしいし、暑くてもそれなりにいいものである。
食事をおいしくするアルコール
平成21年7月24日(金)
晩酌のあと締めにウイスキーを飲むと酔いがいっそうまわって、大いびきをかいてしまうようだ。先日もかなりひどかったようで、仮住まいのマンションの隣室にまで聞こえたのではないかと心配である。アルコールに弱いくせに好きで、ついつい過ごしてしまうのだ。困ったものである。外で飲む時は時間をかけて飲むので、結構飲んでもなんとかだいじょうぶだが家では短時間に飲んでしまうので酔いが廻るのも早いようだ。
食事の初めにビールを少し飲むのは、食欲が増して料理がおいしく食べられる。特に暑い日や汗をかいた時の一杯のビールは実においしく、幸せを感じるのである。さらに、いちばん好きなそば屋「はっぴ」のつまみがあれば言うことはない。この店は、そばのうまさはもちろん、つまみもじつに安定しておいしい。惜しむらくは店の場所が己斐駅の近くにあるので、クリニックからも自宅からも遠いことである。もっと近くにあれば通い詰めるようになると思われる。これを書いていたらまた行きたくなった。