平成29年1月27日(金)
昨年の後半ごろからそれまで快適に楽しんできた昼食ライフが微妙に変わってきた。ある店は値段が段階的に高くなり、自分の中のリーゾナブル感が?となったので足が遠のいた。別の店は店主側の健康上の理由で、しばらくは昼食提供が難しくなってしまった。別の店は重要なスタッフが辞めた。20年もたてば色々な変化はあると思うが、行きつけの店が変わるのを見るのはなんだかなあ感があるものである。それぞれの店にはそれぞれの歴史があり、この激戦区で生き残っているわけだからいいものを持っているのは間違いないし、自分も気に行って通っていたわけである。それでも時間が経つうちに微妙にあるいは大きく変わることもあることを、改めて感じたわけである。
気に入っている行きつけの店はまだいくつかあるので、それらを起点に好みの店を徐々に増やしていきたいものであるが、なんといっても今まで長く楽しませてもらった店には思いが残っている。どうなっているか時々様子を見に行って、復活していればまた通いたいと思う。
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昼食サイクルの異変
謹賀新年
平成29年1月6日(金)
明けましておめでとうございます。
早いもので平成9年にこの地でクリニックを開いて20年目を迎えた。20年というと長いようだが、実感では本当にあっという間だった。時間は矢のように過ぎてゆくので、この調子でいくと瞬きする間に人生の終わりが来るのだろう。元旦、初詣の護国神社でひいたおみくじは小吉。そういえば去年某所で凶のおみくじを引いて、珍しいのでかえって喜んだことを思い出した。何はともあれ健康で毎日過ごせることが一番ありがたいことである。今年も一日一日を大切にして一期一会の気持ちで診療していきたいと思っている。
今年もよろしくお願いします。
麻雀ゲーム
平成28年12月9日
毎朝、新聞のテレビ番組欄をチェックして面白そうなものを録画予約するようにしている。夕食後、寝る前にそれらの番組を見ながらパソコンで麻雀ゲームをするのが最近の定番になっている。今、はまっているネットゲームは実によくできていて、本当に麻雀しているような流れを感じさせてくれる上に、オンラインで対戦もできる優れものである。オンライン対戦にすると途中で抜けるわけにいかないので単独でプレイするが、実践と同じように悪い流れの時は3面待ちでもあがれないし、逆の時はラス牌をツモったりするので結構真剣になる。録画していた番組を斜めに見ながらゲームをしていると、熱中してしまっていい場面を見逃すこともある。この場合はもう一度さかのぼって再生するのでかえって時間がかかるが、このテレビを見ながらゲームをしている時間が最も頭をカラッポにできるのである。たいがいはすぐに眠くなるので寝つきにもいい。以前は好きな棋士の碁を並べていたこともあったが、実際に棋譜を見ながら並べるのは煩雑なので今の麻雀ゲームが一番気に入っている。
暮になると増える会合
平成28年12月2日(金)
毎年のことだが暮になると忘年会を含め、研究会と称する飲み会、プライベート飲み会などが増えてくる。11月はいつもの倍以上、11件あった(うち1件は不参加)。アルコールは控えめにしているが、さすがに気分がいいとつい飲んでしまう。以前、胃の具合が悪くなって極力アルコールを控えていたのだが、最近は適量以上は飲まないようにしているので調子が良いけれど油断するとダメである。ホテルの会食など和食以外の重い料理が出される場合は結構胃もたれがするので、重い料理が予測される場合の昼はできるだけ軽いうどんなどで胃を休めておくようにしている。
元来、アルコールに弱いけれど料理をおいしく味わうにはアルコールは必須だと思うし、実際にうまいので飲むことにしている。以前は日本酒を飲んでいたが最近はもっぱらビールと焼酎の湯割りにしている。湯割りは胃にやさしく、料理の味を邪魔しないところがいい。うまい日本酒はそれだけで完結しているので、肴は味の濃いものが少しあればいいのである。それにしてもなんだかんだでよく飲んでいることである。
同門会の季節
平成28年11月11日(金)
毎年この時期に岡山大学産婦人科医局所属の同門会が教授臨席のもと各地で開かれる。現在は一つの県に医学部が一つはあるが、30数年前までは医学部は中国地方では岡山、広島、鳥取、山口、にあったけれど島根県にはなかった。四国では徳島のみであとの3県には医学部はなかった。医学部のない県の公立病院には大学が医師を派遣していたので、歴史が古い岡大が最も多くの医師を中四国の各地へ派遣していたわけである。その積み重ねから各地に現地同門会ができて、毎年会を開いているというわけである。広島県には広島市と福山市の2か所に同門会組織がある。
広島市には現在29名の会員がいるが、若い人は少ないというか、ほとんどは広島市民病院の若手の医師たちであり、そのまま広島に定着する人は果たして何人いるだろうか。何しろ自分はこの年でまだ29名中15番目である。上が多くて下が少ない。岡大も各地に医師を派遣する力がなくなっていて、各県の大学出身の医師が地域をしっかりとカバーするようになっている。我々の世代がいなくなれば現地同門会そのものがなくなってしまうかもしれない。
弥山に登る(再)
平成28年11月4日(金)
11月3日文化の日、弥山に登った。ロープウェイを使ったり片道だけ歩いたりの弥山登頂は何度かしているが、全行程歩きは平成25年10月以来2回目である。このところ休日はあまり天気が良くなかったが、久しぶりの晴天で紅葉の具合も気になったのでカミさんと広島駅でお気に入りの駅弁を買って、JRで宮島口→フェリーで宮島へ渡った。ビール、つまみなどをリュックに詰めて紅葉谷コースを登ったが、昼近くだったので降りてくる人たちとすれ違うことが多かった。前回もそうだったが外国人カップルの多いこと。休み休み1時間半で頂上へ到着、前回の時は展望台は工事中のためトイレも使えなかったが、今回は心置きなくビールと弁当に舌鼓を打ち、大聖院コースは階段ばかりで膝に来るので再び紅葉谷コースを下山した。
紅葉はこれからだったが神の山からの景色も堪能して余裕で往復できて、帰りのフェリー→JRの連結も1分の無駄もなく広島駅に到着。いつもお客さんが一杯でなかなか入れない駅ビルの居酒屋「千代の春」にも無事に滑り込むことができておでんと新鮮な魚で一杯やって帰宅。いい休日になった。
地震
平成28年10月22日(土)
昨日午後2時過ぎ、診療開始前にパソコンに向かっているときに突然、揺れを感じた。すぐに思い出したのは今から15年前に起きた芸予地震で、それに比べたら大丈夫そうだとそれほど動揺せずにすんだが、そのあとも余震がくりかえされ地震の怖さをしみじみ感じた。震源は鳥取で震度6弱、広島は震度4だそうである。芸予地震の時は土曜日の午後3時半ごろで診療中にものすごい揺れが起き思わず机にしがみついたが、棚は倒れガラスが割れて壁にひび割れができ後片付けが大変だった。今回は被害はなかったが突然起きる地震はおおむね「忘れたころにやってくる」し、警戒していても防ぎようがない。
昔から怖いものを「地震、雷、火事、親父」と言ったが、地震と雷は自然のものでどうしようもないが、火事はある程度は防ぐことができる。封建時代の「親父=家長」は権威があり怖かったかもしれないが、昨今は「オヤジ」より「カミさん」の方が強い世の中になっているのではなかろうか。今のことわざは「地震、雷、火事、カミさん」が適切だろう。
秋深き
平成28年10月14日(金)
10月も中旬になると急に肌寒くなり、朝夕の自転車通勤の服装も今までの軽装ではつらいようになった。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、秋分の日の頃はまだ暑い日の方が多く秋を感じることは少ないが、さすがに今はこの言葉を実感するようになった。
豊穣の秋というが新米が出回り栗や柿、マツタケも今からで、一年の中で一番いい季節だ。今年はふるさと納税でマツタケが届けられることになっていたが、不作のようで来年になるかもしれないとの連絡があった。残念だが仕方がない。子供の頃マツタケは田舎の裏山で結構採れていてすき焼きなどに入れていたが、子供は肉の方が好きなので土間にマツタケが何本かあるのを見ても少しもうれしくなかった。それが今ではとびきり高価なものになってしまった。
暑い夏があるから秋が満喫できるし、寒い冬があるから春が待ち遠しいのである。まことに我が国の四季のありようは、汲めども尽きせぬ風情がある。良い国に生まれたことに感謝である。
女性は長寿
平成28年9月16日(金)
政府の発表によれば2015年の平均寿命は、男性80.79歳、女性87.05歳で我が国は長寿大国になっているが、いつものように女性の方が男性より6歳長生きである。広島県では9月1日現在で100歳以上の高齢者は1946人(男性250人・女性1696人)で圧倒的に女性が多い。戦前(昭和20年より前)の平均寿命は男性が42歳で女性が44歳でこれが何十年も続いていたことを考えると、驚異的な寿命の延びである。かつては還暦は当時の平均寿命からいえば珍しいことで、皆で祝うべきめでたいことであった。さらに古希の70歳は文字どおり「古来稀なり」だったのが、今では多くの人が通過するのが当たり前になってしまった。
男女の平均寿命が2歳しか違わなかった時代からは、今のように男女の寿命が延びることと、女性が男性より6歳も長生きするようになることをだれが予想しただろうか。平和で衣食住が足りていれば女性の方が長生きするようにDNAで決まっているのだろうが、女性は生物として男性より強いのである。それにしてもこんなに長寿の人が増えてくると今までのように祝100歳の銀杯が贈れなくなったので、政府は予算の関係で銀メッキの杯にするそうである。
優勝前夜
平成28年9月9日(金)
昨夜は久しぶりに魚の美味しい店「とみ助」で一杯飲んだが、流川界隈はいつもに増してにぎわっており、スポーツバーにはカープの赤いユニフォームを着た若者が店外まであふれていた。カープが勝って巨人が負ければ25年ぶりのリーグ優勝が決まるのでテレビカメラもその様子を撮影していて、優勝の瞬間を待っていた。残念ながらカープは勝ったけれど巨人も勝ったので優勝は今日以降に持ち越しになった。
いつも思うのだが優勝してもクライマックスシリーズなる視聴率稼ぎの戦いがあり、リーグ1位から3位までのチームが何回か試合をしてその勝者が日本シリーズに出場し日本一が決まる。いつからこんなつまらないことを始めたのだろうか。リーグ優勝するためにはリーグ内で125試合、他リーグと18試合、合計143試合をして初めて1位が決まるのである。数試合行うだけのクライマックスで1位がひっくり返されるとしたら、1年間の戦いは意味がなくなる。クライマックスだけはやめてもらいたいものである。