平成29年4月21日(金)
ニンテンドーのファミコン復刻版が発売されたという話は昨年から知っていたが、とうとうアマゾンで手に入れた。早速「ゼルダの伝説」をやってみたがなかなか面白い。30年以上前にドンキーコング、スーパーマリオなどのゲームを携えてファミリーコンピュータ(ファミコン)が登場した時は衝撃的だった。日本中さらに世界中の若者の支持を得てファミコンは売れに売れ、発売元の花札などを売っていた京都の小さな老舗「任天堂」は大企業へと変身していった。当時勤務していた某町立病院でも院長が医局兼食堂にファミコンを置いていて、院長を始め医師たちが発売されたばかりのファミコンで遊んでいたのを思い出す。
当時は家でもずいぶんやったが上記の「ゼルダの伝説」は、謎解きと経験によりレベルが上がるという2つの特徴に加え、画面が当時としては綺麗だったので結構はまった。週に1度大学へ通って学位論文のための研究することが義務付けられていたが、同じ研究仲間たちとアイテムの隠し場所などの情報交換をしたものである。あとは「メトロイド」「ドラゴンクエスト」もよくできたゲームでドラクエはⅥぐらいまでやっただろうか。いつの間にか興味を失ってしまったが、久しぶりにやってみると当時の状況などが思い出されてなつかしいものである。
カテゴリー 日々是好日
ゼルダの伝説
日本産科婦人科学会
平成29年4月14日(金)
急に暖かくなった桜吹雪の舞う広島で上記の学会が開催されている。大学にとってこの学会を主催することは名実ともに一流の大学であると認められたことで、名誉なことである。日本中から教授、講師、基幹病院の部長など第一線級のドクターが今、広島に集まっている。関係者は疲れるだろうなと思うが、かつて岡山で学会が開かれた時は大変だった。岡山には当時「良い」といわれるホテルは2つしかなく、そのうちの一つは山の上にあった。会場はその2つのホテルと市民会館の3か所を使ってシャトルバスで行き来するようにしていたが、不便極まりない。今でこそコンベンションセンターとホテルが駅のそばにできて大きな学会も開きやすくなっているが、当時はちゃんとした会場がないのだから仕方がなく、それこそ罰ゲームのようだった。
それに比べて広島はさすが政令指定都市、国際都市である。学会場はリーガとグリーンアリーナ、クレドホールで十分まかなえているし、これらの施設は隣接しているので移動に便利、加えて周辺には繁華街があり平和公園もある。これほど全国大会の開催に適した都市は多くはないのではなかろうか。他にも国際会議場やアステルプラザ、旧厚生年金会館などもあり、同時に別の学会があっても開催できる余裕がある。内外の観光客も多くホテルの数も多い。そういえば昨年はオバマ大統領も来広した。「おしい!広島」ではなく「余裕の!広島」である。
広島の書店
平成29年3月31日(金)
アマゾンが普及して小さな書店はほとんどなくなってしまった。その替わりであろうかコンビニが雑誌や漫画を置いていて、この売り上げは馬鹿にならないようである。ここ20年で本通りとその周辺の書店もいくつかの変化があった。アンデルセンの向かいにあった丸善はなくなったが、その後八丁堀天満屋の跡に7,8階の2フロアを使って大型書店として再開した。廣文館も丸善の隣にあった店はなくなり本通り1丁目のビルで規模を大きくして営業している。フタバ図書は前からの福屋の向かいの店は今までどおりであるが、エディオンの隣の店が新たに本通りの西、平和公園に近い大手町に移転営業している。そごうセンター街6階の紀伊国屋書店は長く1フロアの大型書店として盛業している。
このように恵まれた書店環境であるが、新聞の書評欄や医学誌の推薦欄などで興味をそそられた本を手に入れようと思ったらとりあえずアマゾンで注文することにしている。書店で探す手間が省けるし、確実に早く手に入る。絶版になっている本もアマゾンで調べれば見つかるし、古書として簡単に買えるシステムになっているので大いに利用している。
ただ、本というものは実物を手に取ってパラパラとめくって買うかどうか決める方がいいのは確かで、こうして手に入れた本は後で買うんじゃなかったと思うことは少ない。また、実際に新刊などが並んでいるのを見ていると思わず興味を惹かれる本も見つかり、旧刊でも読んでみたくなる本を再発見することもあり書店に行くのは絶対に必要であるし楽しい。大型書店でよく行くのは八丁堀丸善、そごうセンター街紀伊国屋書店、エールエール10階にあるジュンク堂であるが、それぞれの店が在庫の本の種類・陳列の仕方・立ち読みスペースの有無など工夫していてそれぞれに特徴があって面白い。当分本屋巡りは続きそうである。
快適な自転車通勤
平成29年3月17日(金)
日に日に春めいてくる今日この頃、日差しも柔らかく気持ちのいい季節になってきた。7年半愛用してきたアシスト自転車もさすがに細かいところにガタがきて、本当はもっと乗れるのだけれどパナソニックがモデルチェンジしたので買い替えることにした。今度のはスカイブルーの通勤通学用でバッテリー容量も大きく、一度充電すると60Kmぐらいは走れる優れものである。最近のアシスト自転車の改良は目を見張るものがあり、快適さに気付いた人が増えたためかあちこちで見るようになった。なにしろ足をペダルに置いて上下させるだけでスーっと前に進み、坂道もストレスフリーなのである。自分が高校生のころにこんな自転車があったら、アルバイトをしてでも手に入れたいと思ったことであろう。何しろ高校まで10Kmぐらい離れていて自転車通学には少し距離があり、部活(テニス)を終えて帰るのは疲れているし結構きつかった。だから16歳になったらすぐに原付の免許をとり、禁止されていたが夏休みの部活の時は家のスーパーカブ号でこっそり通っていたものである。
いずれにしても季節の変化を肌で感じながらの自転車通勤は快適で、自分にとってアシストはマストグッズである。
三寒四温
平成29年2月24日(金)
厳寒の時期は過ぎて暖かい日と寒い日が交互にやってくる今日この頃である。三寒四温という言葉がぴったりくるようだけれど、この言葉は中国北東部から朝鮮半島北部の冬の気候をあらわしたものだそうである。我が国では春先になるとこのような気温の変化がおきるので、今では早春を表す言葉になっている。
それにしても今年の冬は特別寒い日は少なかったように思う。自転車通勤をしていると外気の変化に敏感になるのは当然なことで、寒い日は防寒具を着て自転車に乗らないと困る。4段階ぐらいの防寒対策のうち特Aの防寒具を着たのは今年はほんの数日だった。例年なら1か月ぐらいは特Aが必要で、ホテルなどで会合があると困惑したことである。いずれにせよ次第に暖かくなるのはいいものである。まさに「春よ来い」の心境である。
昼食サイクルの異変
平成29年1月27日(金)
昨年の後半ごろからそれまで快適に楽しんできた昼食ライフが微妙に変わってきた。ある店は値段が段階的に高くなり、自分の中のリーゾナブル感が?となったので足が遠のいた。別の店は店主側の健康上の理由で、しばらくは昼食提供が難しくなってしまった。別の店は重要なスタッフが辞めた。20年もたてば色々な変化はあると思うが、行きつけの店が変わるのを見るのはなんだかなあ感があるものである。それぞれの店にはそれぞれの歴史があり、この激戦区で生き残っているわけだからいいものを持っているのは間違いないし、自分も気に行って通っていたわけである。それでも時間が経つうちに微妙にあるいは大きく変わることもあることを、改めて感じたわけである。
気に入っている行きつけの店はまだいくつかあるので、それらを起点に好みの店を徐々に増やしていきたいものであるが、なんといっても今まで長く楽しませてもらった店には思いが残っている。どうなっているか時々様子を見に行って、復活していればまた通いたいと思う。
謹賀新年
平成29年1月6日(金)
明けましておめでとうございます。
早いもので平成9年にこの地でクリニックを開いて20年目を迎えた。20年というと長いようだが、実感では本当にあっという間だった。時間は矢のように過ぎてゆくので、この調子でいくと瞬きする間に人生の終わりが来るのだろう。元旦、初詣の護国神社でひいたおみくじは小吉。そういえば去年某所で凶のおみくじを引いて、珍しいのでかえって喜んだことを思い出した。何はともあれ健康で毎日過ごせることが一番ありがたいことである。今年も一日一日を大切にして一期一会の気持ちで診療していきたいと思っている。
今年もよろしくお願いします。
麻雀ゲーム
平成28年12月9日
毎朝、新聞のテレビ番組欄をチェックして面白そうなものを録画予約するようにしている。夕食後、寝る前にそれらの番組を見ながらパソコンで麻雀ゲームをするのが最近の定番になっている。今、はまっているネットゲームは実によくできていて、本当に麻雀しているような流れを感じさせてくれる上に、オンラインで対戦もできる優れものである。オンライン対戦にすると途中で抜けるわけにいかないので単独でプレイするが、実践と同じように悪い流れの時は3面待ちでもあがれないし、逆の時はラス牌をツモったりするので結構真剣になる。録画していた番組を斜めに見ながらゲームをしていると、熱中してしまっていい場面を見逃すこともある。この場合はもう一度さかのぼって再生するのでかえって時間がかかるが、このテレビを見ながらゲームをしている時間が最も頭をカラッポにできるのである。たいがいはすぐに眠くなるので寝つきにもいい。以前は好きな棋士の碁を並べていたこともあったが、実際に棋譜を見ながら並べるのは煩雑なので今の麻雀ゲームが一番気に入っている。
暮になると増える会合
平成28年12月2日(金)
毎年のことだが暮になると忘年会を含め、研究会と称する飲み会、プライベート飲み会などが増えてくる。11月はいつもの倍以上、11件あった(うち1件は不参加)。アルコールは控えめにしているが、さすがに気分がいいとつい飲んでしまう。以前、胃の具合が悪くなって極力アルコールを控えていたのだが、最近は適量以上は飲まないようにしているので調子が良いけれど油断するとダメである。ホテルの会食など和食以外の重い料理が出される場合は結構胃もたれがするので、重い料理が予測される場合の昼はできるだけ軽いうどんなどで胃を休めておくようにしている。
元来、アルコールに弱いけれど料理をおいしく味わうにはアルコールは必須だと思うし、実際にうまいので飲むことにしている。以前は日本酒を飲んでいたが最近はもっぱらビールと焼酎の湯割りにしている。湯割りは胃にやさしく、料理の味を邪魔しないところがいい。うまい日本酒はそれだけで完結しているので、肴は味の濃いものが少しあればいいのである。それにしてもなんだかんだでよく飲んでいることである。
同門会の季節
平成28年11月11日(金)
毎年この時期に岡山大学産婦人科医局所属の同門会が教授臨席のもと各地で開かれる。現在は一つの県に医学部が一つはあるが、30数年前までは医学部は中国地方では岡山、広島、鳥取、山口、にあったけれど島根県にはなかった。四国では徳島のみであとの3県には医学部はなかった。医学部のない県の公立病院には大学が医師を派遣していたので、歴史が古い岡大が最も多くの医師を中四国の各地へ派遣していたわけである。その積み重ねから各地に現地同門会ができて、毎年会を開いているというわけである。広島県には広島市と福山市の2か所に同門会組織がある。
広島市には現在29名の会員がいるが、若い人は少ないというか、ほとんどは広島市民病院の若手の医師たちであり、そのまま広島に定着する人は果たして何人いるだろうか。何しろ自分はこの年でまだ29名中15番目である。上が多くて下が少ない。岡大も各地に医師を派遣する力がなくなっていて、各県の大学出身の医師が地域をしっかりとカバーするようになっている。我々の世代がいなくなれば現地同門会そのものがなくなってしまうかもしれない。