平成17年10月3日(月)
2日の日曜日にオーストラリアの女流尺八演奏家のコンサートを聴きに行った。非常にすばらしい演奏で、古典の曲に対するこういう解釈もあるのかと感心した次第である。音楽はいかにいい音を出して正確に演奏するかが大切であり、それにどれだけその演奏家の音楽性を加えられるかが重要だと思うが、それぞれの曲に対して日本人的思い入れが感じられない分だけ素直に音楽が耳に入り快かった。演奏家自身が作曲した2曲の作品を広島の演奏家の人たちが演奏したが、曲想は彼女の演奏と同じように感じられたのでそれが彼女の個性だと思った次第である。同時に広島在住の日本人男性によるディジュリドゥ(オーストラリアの民族 楽器)の演奏もあって、それぞれの国の楽器を交換して演奏しているかのように感じた。
我が国では尺八などの和楽器はトキのような存在になっているが、彼の国では結構人気があるとのことである。古臭いと思うかもしれないが、尺八は歴史あるなかなか魅力的な楽器だと思う。