「三」にまつわることわざ

平成17年6月10日(金)
「三」という数字にまつわることわざは多く、けっこう真実をついていると思うことがある。
時間については「三日坊主」「坊主と乞食は三日やったらやめられない」「桃栗三年柿八年」「櫓三年に棹八年」などがあり、数については「三人寄れば文殊の知恵」「毛利元就の三本の矢の話」「三顧の礼」「三度目の正直」「仏の顔も三度」など多数ある。
新しいことを始める時は、まず三日やってみてどうかと考え、つぎは三ヶ月、そして三年やれば一区切りだろう。いずれにしても「三」にまつわってそれぞれ目安がつく期間である。「石の上にも三年」と言うではないか。
私事ではあるが尺八を習い始めた時、あまりに音が出ないので何度もやめようかと思ったが、とりあえず三年はやってみようと決めて練習してきた。それがなん とあと半年で三年になる。今はもう少しやってみようと思うようになっている。つまり少しは音が出るようになったということだ。やはりことわざは正しいよう である。