医事紛争の本

平成17年6月3日(金)
今日から「とうかさん」である。去年もこの欄に書いたのでもう一年経ったことになる。はやいものだ。天気もいいし人出が多いことだろう。こんな時は流川周辺には飲みに出ない方が無難だろう。
最近手に入れた産婦人科の医事紛争の本によると、大阪府の例であるが半分はお産と新生児にまつわることだそうである。お産は多くは普通に進行して無事に生 まれるが、同時に何が起こるかわからないのも事実である。以前お産をしていた時は、何度も怖い思いを経験した。最初からハイリスクとわかっている場合はそのつもりで準備して対処するが、何も問題なく順調に進行している時は、安心して経過を見ている。そういう時に限って突然危険なことが起こるのだ。一旦危険 なことが起きると母体と胎児の両者の命がかかっている。すばやく的確に対処することが求められる。
中絶に関しての紛争は15%とのこと。いつも注意深く行っているが、危険は常にあると思っている。どんなに安全だといわれている薬でも100%確かものは ないのだ。たとえ百万分の一の確率でも危険が起きる可能性はあるのである。そうは言ってもあまり気にすると何もできなくなるので、今までどおり丁寧にやっ ていくしかないと思う。