M先生の訃報

平成17年4月7日(木)
会うは別れの始まりというが、恩師の突然の訃報を受け愕然とした。私が研修医の時にあるべき医師の姿をその日々の姿勢で教えてくださったM先生である。わずか1年間であったがいろいろ教えていただいたし、ご迷惑もおかけした。M先生を慕う教え子は多く、一度でもその下で働いた人は、医師看護婦を問わず皆敬愛するようになる。それは医師としての技術のすばらしさに加えて先生の愛情に満ちた懐の深い人間性の故であろうか。先生の赴任15周年のお祝いの会には先生を慕う多数の医師、看護婦さんが集まってお祝いをした。私はその頃は小豆島の病院にいたが、大学から留守番の医師を頼んで参加した。皆心から喜んで先生のもとへ集まったのである。
今は心からご冥福をお祈りするばかりである。