弥山に登る

平成25年10月18日(金)
連休に湯布院に行く予定がなくなったので、運動不足の解消の意味もあり宮島の弥山(みせん)に登った。海抜535メートルの高さで登山というには気が引けるが、海抜0メートルから歩いて登っていく結構急峻な岩山なので、甘く見ると仕返しされるそうである。
世界文化遺産になった安芸の宮島は、古来より神の宿る島として崇拝されており、厳島神社の背後にそびえる弥山は様々な歴史があり、登山道も整備され初心者にも格好の山である。いくつかのコースがあるが、最も一般的な「紅葉谷公園入り口コース」を選び山頂を目指した。以前ロープウエーで登ったことはあるが歩いたのは初めてである。息をきらして何度も休みながら登ったが、外人さんの多いこと、さすが世界遺産である。約1時間半で頂上に着いたが、あいにく展望台は工事中で視界は今一つだった。おにぎりを食べリュックに忍ばせた加茂鶴を飲んで下りは途中に仁王門のある「大聖院コース」を選んだ。このコースが最も整備されているが、これが失敗だった。ほぼすべて石段になっていて膝にこたえるので、本来は登りより早くふもとに着くはずが同じくらい時間がかかった上に疲れた。帰りは己斐駅で下車し大好きなそば屋「はっぴ」で一杯やって帰宅。ここの主人夫婦は明日から10日間店を閉めてマラソンに行くのだとか。
山登りは途中は苦しいけれど登りきった達成感は、その時はそれほど感じなかったけれど翌日、翌々日と、ふくらはぎの痛みが癒えるに従ってわいてくるものだと実感した。季節によっては山歩きもいいと思った。