平成16年8月18日(水)
ピルの処方をすすめる会が中央で発足されるらしい。会を主催する先生から、会議に出席してくれるように打診があった。当院が広島ではピルを多く処方しているためらしい。全国から30人位東京に集まって話し合うとのこと。日曜日に日帰りはきついのと、その日は広島で産婦人科の地方部会があるために丁重におことわりした。趣旨は賛成であるが。
確かに日本ではピルの普及率が極端に低い。中には生理痛がひどくて、仕事を休まなければならなくても「ピルは怖い」と言って、鎮痛剤をたくさん飲んでじっ と耐えている人もいる。どちらの薬が副作用が強いかといえば文句なく後者であるのに。第一仕事ができず寝込むのは困るだろうに。こういう人に限って、漢方薬ならなんでも安全と思っている。いつも客観的なデータを示して説明するのだが、まだまだ難しいようである。