平成23年8月23日(火)
先日、久しぶりに尺八の稽古をしていただいた。さすがに師匠は音の広がり、音程とリズムの正確さ、表現の豊かさなどすばらしい技を持っておられる。今回も、なるほどと思ったことがいくつかあった。自分の欠点や弱点はなかなかわからないものである。その点、師匠に率直に指摘されると腑に落ちて修正できる。いい音を出すのは難しいけれど楽しいものである。
尺八の流派は大きく二つに分かれており、伝統を守って本曲・地唄を主に演奏する琴古流と、明治時代に興った都山流があり現在ではこちらが最大の組織になっている。都山流では本曲はもとより現代曲、さらにはポピュラー、ジャズなどの曲も演奏するので魅力的である。さらに都山流から分かれた上田流、その他小さな流派はいくつもある。伝統を守る琴古流はそれはそれで味わい深く、現在自分が属している流派であるがまだまだわからないことが多い。それでも要は気持ちよく吹ければいいので、現代曲をはじめ色々な曲に挑戦している。