和のゆたか姿

平成20年6月7日(土)
とうかさんのゆかた祭りなので、クリニックの近くをゆかた姿の若い女性が結構歩いている。うちわなど持って、なかなか風情がある。それに引き換え、男性のスーツなどはどうもいただけない。
高温多湿の日本では、やはり着物がいちばん合っていると思う。衣食住それぞれ、その土地・気候に合って発達してきたのだから、我々は木と紙の家に住んで着物を着て魚と米を食べるのが最も無理がないのかもしれない。明治以降、欧米の様々な生活習慣や文化が入ってはきたが、代々受け継がれてきたDNAが簡単に変わるはずもなく、たとえ若い頃は洋服を着てコンクリートの家に住み、肉を食べワインを飲んでいても、年をとれば自然に和の世界になじんでいくものと思われる。自分も着物を着てみたいと思うことがある。もちろん、いかの塩辛で日本酒を飲むのは大好きである。やはり和に還るのである。