平成19年11月27日(火)
プロといわれるようなスキルを身につけるためには、それに1万時間かけることがひとつの目安だそうだ。確かにどんなことでもそれぐらい時間をかければ一人前になれるだろう。逆にいえばそれぐらい時間をかけてやっと一人前になれる最低条件が満たされたということである。
昔から区切りの期間として3年、10年という単位がよく使われている。1日10時間そのことにたずさわるとして1年330日で3千3百時間、3年で1万時間になる。「石の上にも三年」というが、なるほどぴったりである。3年も修業すればある程度の目安ができて、そこからさらに続けるかどうか決めることができるのである。そして、10年修業すれば熟練しているといえるだろう。芸術系の場合は才能の有無が大きいからいちがいにはいえないが、それでも1万時間かければ形にはなると思う。さて自分にとっての尺八の演奏はどうなのだろうか。