「作家の酒」

令和7年8月8日
表題は2009年11月発刊の作家と酒を扱った写真集で、エピソードを含めそれぞれの作家の人となりが偲ばれる作りになっている。書庫を整理していたらたまたま見つけたので久しぶりに見たが、面白かったので一気に読んで(見て)しまった。
昭和の時代、作家は尊敬もされていたし、人目を引く魅力があり、オピニオンリーダーの一面もあった。本書に登場する作家は、井伏鱒二、山口瞳から始まり当時のそうそうたるメンバーが26人、それぞれの行きつけだっや店や仲間、好んだ料理などを紹介している。いずれもアルコールを多飲していて、様々なエピソードがあって面白い。やはり人類とアルコールは切っても切れない関係だと納得する。
流川周辺でも裏袋あたりでも、夕方になると居酒屋や料理屋が繁盛していて、若者から老人まで酒と料理を求めての人だらけである。アルコールが飲めるのは元気な証拠である。いつも飲みすぎないようにしているつもりだが、知らぬ間に飲んでしまっている。反省しながら「作家の酒」を読んだわけである。