休尺八

令和元年7月5日
5月の「めまい」発症以来、尺八を吹いていない。これだけ長い間吹いていないのは初めてのことである。師匠にも「休尺八」を認めてもらい練習会もスルーさせてもらっている。それでもこれまでの演奏会や練習会などで吹いた録音を聞くと、いまさらながら自分の未熟な演奏に恥ずかしさを覚える。やはり向き不向きはあるようで、自分は尺八には向いていなかったことを再認識している。尺八を始めた時は満足に音が出なかったが「石の上にも三年」とばかり、まず3年やってダメならやめようと思っていたのだが、いろいろないきさつがあり今まで続けてきたのである。うまい人の演奏を聞くとしみじみと心に響き、このような音を出してみたいと思うのだがいまだにちゃんとした音が出せない。今までかじった楽器はどれも割合ストレスなく扱えたのだが、尺八はストレスの塊だった。原因は「音が出ない」ことに尽きると思う。今が方向転換の時だろうか。