京都・国宝展

平成29年10月13日(金)
連休を利用して久しぶりに京都に行ってきた。国立博物館で国宝展が開かれているからである。我が国で国宝に指定されている美術工芸品は現在885点あり、そのうちの4分の1にあたる200点が今回公開されるという、まさに奇跡的なことで大いに楽しみにしていたが、期待に違わず実に見ごたえがあった。中でも俵屋宗達の風神雷神図屏風の実物にはしばらく見とれてしまった。他にも縄文時代の土偶(縄文のビーナス)や土佐日記(紀貫之の自筆本を藤原為家が一字も間違えず写し取ったもの)、桃山時代の志野茶碗などよくぞこれだけの品を集められたものだと感心したことである。
開催最初の日曜日だったこともあり会場は長蛇の列で、館内に入って見学できるまで1時間以上はかかっただろうか、見終わって会場を出るときも依然として多くの人が並んでいた。夜は「御幸町田がわ」で板前料理、翌日は市バスで寺院巡り、夕方予約していた「辻留の弁当」を受け取って帰広、今回は思ったほど混んでなくて快適な京都行だった。