平成20年4月14日(月)
尺八を吹いていていつも思うのは、「魅力的な音」を出すことがいかに難しいかということである。「魅力的な音」とは、なんと言っていいか難しいが、きれいに抜けていてほんの少し高めに響く音、とでもいうか、とにかく聞いて耳に快い音のことである。楽器も声もすべてそうであるが、魅力的な音を出すことがいかに難しいことか。
声がいいのはほぼ生まれつきで、歌がうまい人は初めから上手で天性のものである。楽器は修練によっては声を使う歌唱よりは上達すると思われるがやはり天性のものが大きく、才能のある人がたゆまぬ努力をしてやっと人に聞かせられるようになるのである。自分は才能がないが、少しでもうまくなりたいと思っているのだが…