平成19年」6月21日(木)
ニュースによると東京の温泉関連施設で爆発があったとのことである。わが国では温泉という名称があれば人が来てくれるので、東京のようなところでも地中深く穴を掘って無理やりお湯を出せば温泉として売り出すことができる。今回の事故の温泉はなんと地中深く1500m掘ったところの泉源からひいたもので、同時に出るガスがたまって爆発したそうである。
地球の内部には熱いマグマがあるのだから、どこを掘っても必ず温泉は出てくる。なにを血迷ってわざわざ地下深く穴を掘って無理をして温泉と称して人を集めるのだろうか。温泉なんてもとは自然にあふれて出たお湯を利用することで、施設として成り立ってきたものである。最新の技術を使わないとできないようなものは温泉とは言えない。地下水が地熱で温まったお湯も、水道水をボイラーで温めたお湯も同じようなものである。利用者である我われがこんなまがい物には近づかなければよいのである。