旅行は国内

平成19年2月9日(金)
若い頃は旅行といえば、まだ行ったことのない所を訪れることが第一の動機だった。だから珍しいところならどこでも行ってみたいと思っていた。子供が小さい頃は、子供の喜びそうなところを考えて旅先を決めたものだった。
今は、なんといっても「美味しいものがあること」と「歴史を感じることのできる名所・旧跡があること」さらに「時間を取られずに行けるところ」が大切である。だから、行ってみたくなるのはその条件を満たす所ということになる。そうでなければわざわざ行かなくてよいのである。だから海外にはあまり行きたいと思わない。ヨーロッパは歴史もあり条件は合っているがなにしろ遠すぎる。行きと帰りにあの狭い飛行機の中でそれぞれ半日以上費やすのは、なんともうんざりする。それだけ時間をかけて往復するのなら、ある程度長く滞在しなければもったいない。せめてアジアぐらいの距離なら行ってみたいが、まとまった休みがとれない。結局、国内旅行ということになるのである。さらに、今は和食がいちばんおいしいと思うし、世界中の食を取り入れた日本の食文化はすばらしく、いながらにしてなんでも食べられるのでわざわざ時間とお金をかけて海外へ行く必要がないのである。