日本酒はおいしい

平成19年1月23日(火)
このところ晩酌はビールと日本酒である。最近日本酒をうまいと感じるようになってからは、いろいろ銘柄を試してだんだんと好みが決まってきている。それまではビールのあとはウイスキーの水割りが定番だったが、今は日本酒が一番いい。
日本酒については嫌な思い出があり、今まで飲みたいと思ったことはほとんどなかった。それは忘れもしない大学一年生のヨット部の初合宿の夜、広間に上級生達がずらりと車座になっているところを、我々新入生は一人ずつ献杯して回ることになっていた。何しろ酒をちゃんと飲んだことがない上にアルコールにどのくらい弱いかもわからないのである。一升瓶をかかえている先輩達の前に座り、コップを出して献杯の応酬をするのである。先輩が30人いれば30杯のコップ酒を飲まなければならない。途中でこれはヤバイと感じて、飲んだふりをしていたが遅かった。トイレに行く途中で倒れて気付いたのは翌日の昼、合宿所に一人で寝ていた。ほかの連中はすでに海に練習に出ていて誰もいなかったのである。頭は痛いし気分は悪いし、これが初めての二日酔いだった。その上、外にはげろを吐いた布団が干してあり、練習から帰ってきた同僚達に「トイレに行って倒れたので、みんなで布団に寝かせといたら、夜中に突然起き上がってワシの布団に吐いたんだぞ」と言われる始末。それからは日本酒を見るのも嫌になった次第である。でも今は実にうまい。