平成19年1月16日(火)
昨年、北海道の夕張市が破産したというニュースがあったが、とうとう日本は地方の都市が破綻するというのに助けられないような国になってしまったのか。要するに国にも余裕がないということである。確かに最も借金の多いのは国だから地方自治体に手を差し伸べる余裕はないのだ。
広島市にもかなり借金があると聞く。なのに市民球場を移転新築することに決めたそうである。どうしてこんな無駄遣いをするのだろう。先に県では広島空港の僻地移転と広島大学の移転という世紀の愚挙を行って、世間の物笑いになっているというのに。移転後の跡地はどうするのか。広島大学跡地の二の舞になることは火を見るよりも明らかである。施政者は人の税金をなんだと思っているのだろうか。目先の一部の人たちの利益にとらわれず、将来にわたって広島のためになるようにしてもらいたいものである。