肉より魚

平成18年2月17日(金)
男性は年をとると鮨好きが増えるように思う。自分について言えば若い頃は断然肉、それも牛ロースやカルビの焼肉、ステーキ、すき焼きが大好物であった。対 して魚はどうでもいいという感じだった。ふぐでさえ牛肉の前では色あせた存在であった。それが40歳頃から魚が好きになってきて、肉に対する好みは次第に 衰えてきて今ではうまい魚が一番になってしまった。特に腕のいい鮨職人の鮨は本当にうまいと思う。これこそ日本が生んだ世界に誇れる味の芸術ではないかと 思うぐらいである。
むろん、ポン酢ともみじおろしで食べるとらふぐは最高ではあるが、なにしろ値が張るのでめったに食べられない。肉よりも魚を美味しいと感じるのは老化によ る嗜好の変化だろうがやはり体が肉よりも魚を要求しているのではないか。こんなことを書いているとまた鮨が食べたくなってしまった。