セカンドオピニオンの困惑

平成17年10月18日(火)
セカンドオピニオンを求めて来院する人がいる。初めからセカンドオピニオンですがと言って来る人と、診断結果をお話した後で「実は前の病院で○○と診断されたのですが、、、」という人がいる。もちろん最後まで黙っている人もいるだろう。当院の見立てが前医と同じならいいのだが、問題は診断が異なっている場合である。見解の相違ぐらいならそういう見方もあると説明できるのだが、どう考えても前医の診断と違う場合はどう説明しようかと悩んでしまう。
自分の診断が絶対正しいとはいわないが、それにしても違うものは違うのである。患者さんは心配しているわけだから、医者としては安心させてあげたいので診断どおりに答えるのだが、後で診るほど正しい診断ができる。だからそのことを話して説明し納得していただくのである。