夜桜の記憶

平成17年4月4日(月)
桜の季節になった。開花宣言も出て、昨日は雨模様で肌寒かったが桜のつぼみもふくらみかけていたようだ。今週の後半あたりから花見には最適の状態になると思われる。花見といえば思い出すのは、最初の研修病院の姫路で病棟の看護婦さんたちと行った夜桜花見である。とにかく寒かった。当時は酒量も少なかったのでひたすら食べて話をして寒さをこらえていた。その時の印象が強かったためか花見というと寒さを連想してしまう。その後の経験から花見は散り頃に行くのが一番だと思っている。4月の初旬の咲き始めのころはまだ肌寒い日もあるが、桜の散る4月後半は結構暖かくなる。さらに、日本の美学からも桜は散り際こそ最も美しい。花吹雪の舞うなかで杯を傾けるのもおつなものである。もっとも飲んでしまえば桜などどうでもよくなってしまうが。