平成17年2月19日(土)
先日、都はるみのコンサートに行った。以前からプロの歌手の中でもピカ一のうまさがあると思っていたが、さすがにすごかった。美空ひばり亡き今では第一人者といってもいいのではないだろうか。客層は50代60代の男女(半々ぐらいか)がほとんどで、ジャズやクラシックコンサートの雰囲気とは大いに異なっていた。気取ったところがなく、心から都はるみの歌が好きだという感じが伝わってきてなかなかよかった。
元来、声(歌)が好きなので凄みのある歌唱のできる歌手は、どのジャンルでも興味があり聞いてみたいのである。歌(声)は誰でも歌えるが人を感動させる技量を持った人は稀であり、その頂点に立つプロ中のプロの歌は文句なくすばらしく、今聞いておかなければ二度と聞けないかもしれない。はるか昔、レコードで マリアン・アンダーソンの「魔王」を聞いた時震えるほどすごいと思ったが、都はるみもじつによかった。