開業が増えた

平成16年12月4日(土)
暮れに配られてくる今年の産婦人科同門会の名簿を見て驚いたのだが、新たに開業した先生の多いこと。今までで最高ではないだろうか。大学の医局制度がなくなることと関係あるのだろうか。医者が増え病院のポストが限られていることも原因だろうが、他の業種と同様生存競争がきびしくなっているようだ。もっと も、日本はまだまだ米国と同様栄耀栄華を誇っている部分があるので大丈夫とは思うが、落ちるときは早いので注意が肝要だ。
日本の歴史が教えてくれているように「平家物語」しかり、藤原道長の栄華しかり、思いがけないことが起こるのが浮世というものである。一人の人間の歴史でさえ、病気をはじめ何が起こるかわからない。とりあえずそういうつもりで一日一日を丁寧に過ごすしかないのだろうが、どうしようもない時もあるという覚悟は必要だろう。