平成16年4月20日(火)
今日もピルをすすめたら「副作用は?」と聞かれた。ピル以外の薬を処方してもなにも言われないのに、ピルの時だけほとんど必ず聞かれる。これは20年以上前からほぼ同じである。漢方薬なら一切聞かれない。いったいこれは何なのだ。イメージとは恐ろしい。日本ではホルモンはすべて副作用が怖いというイメージがあり、漢方薬は安全だとの思い込みがある。いくら事実をあげて説明してもなかなか一旦ついたイメージは変わらない。これは日本だけの現象なのだろうか?世界中で日本ほど避妊をコンドームにたよる国はないし、ピルを怖がる国もない。うちでは毎月300人ぐらいの人にピルを処方している。問題となる副作用はほとんどない。たまに吐き気が強くて飲めない人もいるが、多くの人は調子良いとのこと。生理痛の強い人にはおすすめである。