行きつけの店

令和2年8月12日
ここ10年くらいは、夕食に行った店を記録している。元来、そんなことを記録するような性格ではなかったのだが、新たに尺八を習い始めた師匠の教えを毎回書き留めるノートを作ったのが始まりだった。A4ノートに1回のレッスン(稽古と言う)の内容を1ページにまとめていた。そのノートの余白に夕食(飲みも含めて)に誰とどこに行ったかをメモすることにしたのである。初めの頃は結構記載漏れがあったが、途中からはきちんと書くようにしたので、会食の詳しい記録になっている。初めの頃はホテルなどの会食を除いて、和食の店が多かった。小料理屋・居酒屋も結構通っていて、いくつもの店がなくなっていったのも見た。通っているうちにいつの間にか落ち着ける「行きつけの店」ができてくる。味もそうだが、やはり店主との相性が良くないと通う気になれない。そうして「行きつけ」になった店も、やがて店主の高齢化や他の理由で閉店になったり、店の料理人が新しく店を始めてそこへも通うようになったり色々変化がある。
「行きつけの店」のカウンターに座ると楽しい気持ちになり、今日はどのような組み合わせで食事をしようかと揉み手をする心境になる。自分にとってアルコールは料理を美味しく食べるために欠かせないが、元来アルコールに弱いので飲み過ぎにならないのがありがたい。最近は和と洋が半々で、洋の時はワインを飲むようになって食の世界が広がっている。