猛暑

平成30年7月26日(木)
大雨の後は一転して猛暑の日々が続いている。災害復興のために日中、汗を流している人の中には、熱中症で救急搬送されている人もいると報道されている。天はまじめに生きている人たちになぜこんな過酷な試練を与えるのか。普通に外を歩いているだけで汗が噴き出てくるような時に、自宅に住めなくなって避難所で過ごすのは、心身ともに疲れることと思う。一日も早く復興することを切に願う。
例年、7月下旬から8月初めの頃が暑さのピークで、盆を過ぎれば少し凌ぎやすくなってくる。自分が子供の頃はクーラーはなく、団扇と扇風機だけだったけれどこんなに暑くなかったように思う。田舎なので家も少なく田んぼや畑、小川や裏山など緑に囲まれていたからだろうか。昼食の後は大人たちは開け離した風の通る家の中で昼寝をして、子供たちは川や池に泳ぎに行ってその後昼寝したものである。夜は蚊取り線香をたいて台場で涼み、窓や戸を開けて蚊帳をつって寝る。明かりをつけると虫が飛んでくるので暗くしておかねばならない。早寝早起きになるわけだ。朝は地区ごとに集まってラジオ体操、涼しいうちにスイカを裏の畑から採ってきて井戸に入れておくと、ちょうどいいおやつになる。振り返ってみれば、物のない時代ではあったけれど贅沢なことだったと改めて思う。