月別記事一覧 2019年12月

一年を振り返って

令和元年12月28日
今年はなんといっても平成から令和に改元されたことが一番の出来事である。天皇制という世界で唯一、悠久の伝統の継続を経験することができたのは、ありがたいことである。これで昭和から平成に移るときと合わせて2回の改元を経験したことになる。
クリニックは今までと変わらず、①的確な診療②わかりやすい説明③本当に必要な検査以外はしない④来院回数をできるだけ少なくする⑤意味のない薬は出さない⑥来院してよかったと思ってもらえるように努める、の方針で行っているのでストレスがないし、これからもこの姿勢は変わらない。
もう一つの出来事は尺八を中止したことである。10年以上頑張ってきたが、心にかなった美しい音を出すという肝心な技術が自分にはないことを思い知ったため、これ以上努力する気持ちがなくなった。それに代わるものを検討しているが来年は手ごたえを感じるものをつかみたいものである。

師匠の演奏会

令和元年12月20日
尺八の師匠のコンサートが平日の夜、東区民文化センターで行われた。個人コンサートは10年ぶりだそうで、古希の節目に今まで交流のあった人達に感謝の気持ちを込めてとのことで入場無料で行われた。自分は夏にめまいを起こして以来、尺八は一切吹いていないが師匠のコンサートには行かせていただいた。200人近い人で会場はほぼ満席、途中で退席する人もなく初めから終わりまで静かに耳を傾けている人がほとんどだった。師匠の人がらと尺八の音色にひかれて集まっている人ばかりのように思われた。久しぶりに聴く尺八の音は実に快く、こういう音を出せるなら尺八を再開してもいいかと思うのだが、10年以上頑張ったけれど自分には無理だと確信してしまったので、もっぱら聞くだけにするつもりである。
それにしても音楽は本当にいいものだと改めて思った。自分の中での音楽史を振り返ってみても、「こんなすごい音楽があるのか」と思ってのめり込むことが何度もあり、それは自分の記憶のなかに順を追って収まっている。そしてこれからもそのような感動が何度あるかわからないが、是非あってほしいと思う。

歯の治療

令和元年12月13日
歯磨きの際に歯ブラシの毛が刺さりどうしても抜けないので同じビル内の歯科を受診した。同じビル内に施設があるのは実にありがたいことで、同じく耳鼻科・内科にもことあるごとにお世話になっている。特に耳鼻科は大いにお世話になっていて、最近でもポリープを取ってもらった。いい施設が同じところにあるのはありがたいことではあるが、どの科にしても受診するのはおっくうなもので、特に歯科受診はどんよりする。
刺さった毛を抜いてもらった際に虫歯を指摘され治療することになった。幸い2回の治療で終了したが、歯の具合が悪いのは日中いつも意識されてまことに落ち着かないものである。どの科にしてもこれからますます受診する機会が増えてくるだろうが、自分が受診する時の気持ちを忘れずに、当院を受診する人達に接していこうと改めて思ったことである。
実は先週の診療日誌はどういうわけか完全に忘れていて、今日になって気が付いた次第である。ボケが始まったか。