日本産科婦人科学会

平成29年4月14日(金)
急に暖かくなった桜吹雪の舞う広島で上記の学会が開催されている。大学にとってこの学会を主催することは名実ともに一流の大学であると認められたことで、名誉なことである。日本中から教授、講師、基幹病院の部長など第一線級のドクターが今、広島に集まっている。関係者は疲れるだろうなと思うが、かつて岡山で学会が開かれた時は大変だった。岡山には当時「良い」といわれるホテルは2つしかなく、そのうちの一つは山の上にあった。会場はその2つのホテルと市民会館の3か所を使ってシャトルバスで行き来するようにしていたが、不便極まりない。今でこそコンベンションセンターとホテルが駅のそばにできて大きな学会も開きやすくなっているが、当時はちゃんとした会場がないのだから仕方がなく、それこそ罰ゲームのようだった。
それに比べて広島はさすが政令指定都市、国際都市である。学会場はリーガとグリーンアリーナ、クレドホールで十分まかなえているし、これらの施設は隣接しているので移動に便利、加えて周辺には繁華街があり平和公園もある。これほど全国大会の開催に適した都市は多くはないのではなかろうか。他にも国際会議場やアステルプラザ、旧厚生年金会館などもあり、同時に別の学会があっても開催できる余裕がある。内外の観光客も多くホテルの数も多い。そういえば昨年はオバマ大統領も来広した。「おしい!広島」ではなく「余裕の!広島」である。